【特集】
2003年 年賀状大作戦!
サッカーワールドカップで沸いた2002年も、気づけば残すところあとひと月あまり。先日、大型量販店にふらりと足を運んでみたところ、目の前でプリンターが飛ぶように売れていた。一昔前は手作り年賀状といえば「プリントゴッコ」だったが、もはや時代は変わり、インターネットで年賀ハガキが作成できるようになったのだ。そんなわけで、年賀状関連のウェブサイトにスポットを当てて紹介しよう。
●ハガキの印刷関連サイト
最近は写真画質のプリンターが手ごろな値段で手に入ることもあり、自宅でプリントまで行なうユーザーが増えてきた。しかし、インクカートリッジの取替えやテストプリントなど面倒な部分も多い。テンプレートの選択や画像のアップロード作業だけでハガキを作成・印刷できるサイトを紹介しよう。
■ポスコミ
https://www.postcom.co.jp/
ハガキ代込み1枚130円で印刷可能。原稿データはそのまま送れる完成したものや、オリジナルの画像を合成できるテンプレートを利用する。印刷されたハガキはそのままポストに投函されるため、ユーザーはハガキに触れずに年賀状を送ることができる。なお、印刷済みのハガキを宅配便で受け取ることも可能。自分で投函したい人でも安心だ。
□Yahoo!フォト
http://event.yahoo.co.jp/photonenga2003/
フジカラー、コダック、デジプリの3社からプリント業者を選べる。基本的な料金体系はそれぞれ個別のサービスと同等だが、Yahoo!ブリーフケースに保存したデータをプリントできるのが特徴。デジカメなどが当たるキャンペーンもそれぞれの委託先で実施されている。料金は1枚39円~。
■フォトクリエイト「ネットDEプリント年賀状」
http://www.photocreate.co.jp/nenga/
テンプレートを利用して“5分で作成”できるサービスは20枚3,100円~。デジタルカメラの画像を取り込んだ年賀状の作成も可能だ。印刷はフジカラープリントを利用している。
□Kinko's 年賀状ステーション!
https://www.kinkos.ne.jp/2003/N100.asp
インターネット注文が可能なのは、94種の定型デザインを24時間で仕上げる「エクスプレス・プラン」、“未”の写真などが縁なしプリントされた「デザイナーズ
フォト・プラン」(88種)、喪中欠礼プランの3種類。クリスチャン・ラッセン、天野喜孝などを使った「アーティストセレクション」(24種)など充実したラインナップを揃える。喪中はがきの「年賀欠礼プラン」も。料金は2,400円(20枚まで)~
■研美社
http://www.kenbisha.co.jp/nenga/index.htm
豊富なテンプレートとカスタマイズ性がウリ。約160種のテンプレートを選択し、文例、フォントを組み合わせて作成する。写真の挿入なども可能で、ハガキ作成のすべての行程をインターネットで行なえる。納期は注文からおよそ1週間以内。料金は30枚2,500円~。PhotoshopやIllustratorのデータをインターネットで送信するデータ入稿プランも用意されている。
□Print@Kodak
http://www.photoclick.co.jp/kodak/index.jsp
コダックのオンラインプリントサービス。ミッフィーやストレイシープ、すしあざらしなど人気のキャラクターとデジカメ画像を組み合わせてハガキを印刷できる。納期は約1週間。料金はハガキ代込みで1枚120円+基本料金1,200円。会員登録すれば、オンラインアルバムなども利用できる。
■DPeasy
http://www.dpeasy.net/
低料金がウリのフォトプリントサービス。約90種類のテンプレートやユーザー作成の画像が使用可能。現在、先着1万名に限り1枚29円でプリントするキャンペーンを実施している。送料、代引き手数料込みで700円。注文から翌日には発送、という納期の早さも特徴だ。
□JAPONET
http://www.japonet.com/
12種類の定型デザインに、住所、氏名、電話番号、FAX番号、携帯電話番号、メールアドレスのほか、40文字までのメッセージを無料で入れられる。デザインはいずれもカラフルでポップなものになっている。料金は20枚4,570円~。
■キタムラ
http://www.kitamura.co.jp/np/post/index.html
カメラ専門店チェーンのフォトプリントサービス。ドラえもんやディズニー、ポケモン、ハローキティなどメジャーなキャラクターのテンプレートが用意されている。基本料金900+1枚50円~。納期は約1週間。
□ユリクリエイト
http://www.yuri.co.jp/nenga/index.html
オリジナル画像からの印刷、テンプレートからの作成に対応。デザインテンプレートの数はカラー・モノクロあわせて50種類程度だが、オフセット印刷とレーザープリンタ印刷の2つのコースが用意されているのが特徴。フルカラーで1,000枚注文した場合1枚およそ34円となり、大口注文の場合にコストが抑えられる。
■デジプリ年賀状2003
http://nenga.digipri.com/index.shtml
100種類以上のテンプレートから選択、オンライン注文ができるサイト。結婚のお知らせを兼ねた「ブライダル年賀状」のコーナーもある。12月10日までに注文すれば1,500円の基本料が半額になる。プリント料金は1枚39円~。送料500円が別途必要だ。
□iPF インターネット印刷工房
http://www.ccc.ne.jp/iPF/index.htm
自宅のプリンターで印刷するまでの工程をWebサイト上で行なう変わり種サイト。年賀状のテンプレートは4種類用意されており、それに16種類のタイトル文字、20種類のクリッピングアート、任意のメッセージを組み合わせる。オリジナル画像が使用できないのは残念だが、操作が簡単でパソコン初心者でもすぐにプリントできるだろう。
●Webグリーティング
ハガキ代も必要なく、メールアドレスしか知らない相手にでも送れるWebグリーティングは年賀状の形態のひとつとして今後、さらに普及しそうだ。全体的な傾向としては、FlashやMIDIと連携したマルチメディア化と、携帯電話への対応が進んでいる。
■Ynot eカード
http://www.ynot.co.jp/
大手グリーティングサイト。年賀状だけでなくジャンルやデザインのバリエーションが豊富なのが特徴。携帯電話宛のグリーティングも送信できる。また、相田みつをや手塚治虫作「ブラック・ジャック」のグリーティングカードが無料で送信できるのも大きな特徴。FlashやBGM付きのものも利用可能だ。
□MidMail
http://www.yamaha.co.jp/midmail/index.html
ヤマハが提供するグリーティングサイト。なんといってもBGMのクオリティと数の多さがウリだ。選択可能なBGM用MIDIファイルはクラッシック、ポップ、ジャズ、ファンク、テクノなど19ジャンルが用意されている。一方、年賀状用のデザインは、ポップでおしゃれなイラストあしらったものが12種類ある。会員登録不要ですぐに送信できるのもうれしい。
■楽天グリーティング
http://greeting.rakuten.co.jp/
年賀状向けのデザインは49種類。BGMも付いている。デザインやBGMは一般的なもので特筆すべきことはないが、日付が1年先まで可能なのが特徴。向こう1年間、365日指定可能なため、年賀状だけでなく、誕生日や記念日など忘れがちなイベントにも活用できるだろう。
□BLUEPAGE
http://www.bluepage-card.com/
パソコン、携帯(iモード、J-スカイ、EZweb)、PHS(H")と相手を選ばず送信できるのが特徴のグリーティングサイト。デザインはいずれも携帯電話のサイズに合わせたもので、パソコンで見ると物足りない部分はあるが、携帯電話だけしか持っていない相手に送る時は重宝するだろう。
■postman.ne.jp
http://www.postman.ne.jp/
アイ・ウェイブ・デザインが運営するグリーティングサイト。企業を含む8つのアーティストからテンプレートの提供を受けているため、デザインのバリエーションが豊富なのが特徴。CGだけでなく、動物の写真なども用意されている。年賀状のデザインは24種類ある。利用には会員登録が必要だ。
□ISIZE eCARD
http://card.isize.com/
リクルートが運営するグリーティングサイト。Flashを使用したものや、自分で撮影したデジカメ画像と組み合わせられるデザインのものなどが用意されている。年賀状素材はポップ、フォーマル、ユーモアとジャンルが選べるため、相手によって使い分けることが可能。グリーティングでは珍しい喪中挨拶のカードもある。
■eastBeans.com
http://www.eastbeans.com/
BGM付きのグリーティングカードが送信できるサイト。会員登録なしで利用可能。、年賀状のデザインは20種類で、Flashを使ったポップなデザインが印象的。カード選びから送信までのステップも短く、使い勝手がいい。
●素材集
ムックや年賀状作成ソフトを買ってきて、作例をそのままプリントするは楽だけど、やっぱりオリジナルデザインのものを作りたい! という人は結構多いのではないだろうか。そんな「オリジナル派」ユーザーに心強いのが素材集のサイト。クリップアートや背景画像、フォントの無料ダウンロードができるサイトを紹介しよう。
□ふゆき&シュンローの2003年デザイン年賀状
http://homepage2.nifty.com/ideafactory/
イラストレーター2人によるテンプレート約50種類が無料でダウンロードできるサイト。デザインはオーソドックスなものばかりだが、いずれもフリー素材とは思えないほど丁寧でよく作り込まれている。PDFやIllustrator形式のファイルも用意されており、幅広い環境でプリント可能だ。別のコーナーには「セクシー年賀状」なんていう素材も。
■年賀状プリント決定版2003
http://www.templatebank.com/nenga/
年賀状素材といえば、干支や凧、餅といった正月の風物詩のクリップアートやそのまま印刷できるテンプレートが思い浮かぶが、このサイトでは、宛名面のテンプレートもダウンロードできる。
□タカ印紙「Microsoft Wordで使える無料テンプレート集!」
http://www.taka.co.jp/wordpop/wpnenga.htm
賞状や名刺などの印刷やWordのテンプレートなどを販売するタカ印紙のサイト。横レイアウト、縦レイアウトともに30種類ずつテンプレートを掲載している。Wordを持っていれば、ダウンロードして名前部分を書き換えるだけですぐに印刷できる。登録作業やアンケート、ログイン作業が不要なのは手間が省けて便利だ。「賀正」や「謹賀新年」といった決まり文句を毛筆体でしたためた画像素材も12種類収録されている。
■セイコーエプソン
http://www.i-love-epson.co.jp/nenga/free_download.htm
セイコーエプソンの無料素材配布サイト。同社製のプリンターユーザーを想定したコンテンツだが、素材はJPEGやGIF形式の画像ファイルで、他のメーカーのプリンターでも問題なく印刷できる。収録数は豊富で、テンプレートが約120種類、クリップアート約100種類、背景が約30種類、テキストアートが44種類。全体的にポップなデザインのものが多いのが特徴だ。
□キヤノン「PhotoMakeUp」
http://bj.canon.co.jp/photomakeup/
こちらはプリンターメーカーもう一方の雄、キヤノンの素材集サイト。453点のフリー素材から構成されている。年賀状のテンプレートは、オーソドックスなデザインで、カラフルなものが多い。年賀状に限らず、暑中見舞いのテンプレートなどもある。
■individual locker
http://www001.upp.so-net.ne.jp/komiya/individuallocker/
Macユーザーのサイトオーナーによるテンプレートがダウンロードできるサイト。点数こそ約30種類と少な目だが、ほかにはない個性的、かつひねりの利いたデザインの素材が収録されている。「人とは違うものを」と考えているユーザーにはお勧めだ。ただし、画像の圧縮フォーマットがWindowsユーザーには馴染みの薄いStuffIt形式なので、StuffitExpanderを用意しよう。
□東京郵政局
http://www.tokyo.yusei.go.jp/illustration/index.html
東京郵政局が提供する素材集サイト。干支のイラストが50点用意されている。デザインはどれも使い手、送り手を選ばないオーソドックスなものばかりだ。年賀状だけでなく、通年を通した季節のイラストや飾り文字もダウンロードできる。
■丸岡白舟印舗「年賀状フォント」
http://www4.jcss.net/%7Ehakusyu/shiki/index.html
フォントを販売する丸岡白舟印舗のサイト。年賀状や四季の言葉を中心に収録した行書体や篆書体のフォントがダウンロードできる。また、一般的な名字について、手彫り印鑑の味わいをデジタル画像で再現した「Web印章」が用意されている。通常のテンプレートと組み合わせることでワンランク上の年賀状に仕上がるだろう。
□アドビ「Photoshop Elements 2.0」
http://www.adobe.co.jp/products/photoshopel/pse2newyear/
PhotoshopやIllustratorでおなじみのアドビシステムズのサイト。Photoshopの家庭向けバージョン「Photoshop
Elements」の製品情報ページだが、年賀状テンプレート3種、クリップアート8種類が無料でダウンロードできる。Photoshop Elementsを使ったハガキ作成のテクニックも閲覧可能だ。
■プリントゴッコワールド「2003年年賀状特集」
http://www.riso.co.jp/pg/nenga/index.html
プリントゴッコを利用した年賀状作成は未だに健在。最近では、“つやつや”なコーティングを施す「つやピタ」、ふわふわな感じを出す「ふわピタ」のほか、ラメや箔押しが利用可能になった。その他、年賀状ギャラリーなど。
□年賀状.com
http://www.nengajou.com/
年賀状作成に役立つリンク集。素材や作成ソフト、印刷関連コンテンツだけでなく、郵便番号検索サイトなども登録されている。
(2002/11/18)
[Reported by 伊藤大地 / okada-d@impress.co.jp]
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