【サービス/技術】
NTT-AT、ファイルをリアルタイムでサムネイル表示する「LinkDiver」■URL
「LinkDiver」は、図形や写真、テキストなどさまざまな要素から構成されている電子コンテンツをリアルタイムでサムネイル化し、画像としてWebブラウザーで表示可能にする技術だ。テキストでの情報表示に比べ、画像を利用した場合情報の一覧性が高くなり、情報量が多い場合でも目的のものを見つけやすい、また複数の情報の比較・参照が容易になるなどの利点があるという。 Webページのサムネイル化サービスはすでにいくつか登場しているが、これらは一度ローカルPCの画面に表示した結果をサムネイルにしたり、事前にページをサムネイル化してサーバーに蓄積、検索でそれを表示させるといったものだった。「LinkDiver」はリアルタイム性にこだわった点が特徴で、現在の最新状態のページを表示したり、“これから見ようとしているリンク先ページ”のサムネイル化に対応したサービスとしては初めてのものとしている。現在はWebページのサムネイル化に対応し、今後WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft Office形式のファイルやPDFにも対応することで、企業内ドキュメントの活用なども視野に入れているという。 NTT-ATでは「LinkDiver」を使った製品として、19日より「LinkDiver PLUGIN」の無料ダウンロード提供を開始した。これは「Internet Explorer」(以下IE)のプラグインで、IEで表示したWebページ内のリンク情報を先読みし、リンク先ページをサムネイルとして一覧表示できる機能を付加するもの。データの先読みやサムネイル化はすべてバックグラウンドで行なわれ、Web閲覧の速度を損ねることはないという。追って先読み機能以外に、履歴やブックマークのサムネイル表示、Web検索結果のビジュアル表示など、機能を拡張したWebブラウザー「LinkDiver BROWSER」も有料配布する予定だ。 またサーバー用ソフトウェア「LinkDiver SEARCH」の展開も平行して行なっていく。Webやイントラネット内の情報を検索し、検索結果をイメージで表示する「ビジュアル検索サービス」を提供するもので、検索サイトや企業内のドキュメント活用などの使い方を想定。価格は50万円で、現在は機能を限定した試用版の無料ダウンロードも行なっている。 (2002/11/19) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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