米Microsoft、エンドユーザー向けのセキュリティー情報メールサービスを計画

■URL
http://www.microsoft.com/security/

　米Microsoftは19日、同社が運営するメーリングリスト「Microsoft Security Notification」の中で、今年終わりまでにエンドユーザー向けのセキュリティー情報（Security Bulletin）メール配信サービスを開始することを明らかにした。

　Microsoftによると、技術者は現在のセキュリティー情報を有益に感じている一方、エンドユーザーにとっては技術的に詳細すぎて混乱させられるものだった。また、すべてのセキュリティー情報が一括して配信されるため、エンドユーザーとは関係の薄い開発者向けの製品やシステム管理者向けの製品に関するセキュリティー情報も受け取らなければならなかった。

　この制度改正により、技術者はこれまで通りセキュリティー情報のメールを受け取れる一方で、エンドユーザーにはシステムを安全にするための具体的な方法を記したセキュリティー情報を発行し、これだけを受け取れるようにする。

　なお、エンドユーザー向けセキュリティー情報は、Microsoftのセキュリティー情報Webサイトにも掲示されることになるという。

(2002/11/20)

[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]