【サービス】
Reuters通信社、「Reuters.com」をリニューアル
~投資家向けのニュースサイトへ
■URL
http://www.reuters.com/
英Reuters通信社は20日、米サイト「Reuters.com」のリニューアルを発表し、インターネットを利用する投資家向けのニュースサイトを目指す方針を明らかにした。
Reuters.comはReuters通信社のサイトとしてこれまでもニュースなどを掲載してきていたが、多くのニュースサイトに比べると幾分控えめであり、Reutersニュースの情報源としてはライセンス先である米Yahoo!などが引用されることが多かった。今回のリニューアルには、これまでの金融情報サービス企業としての基本を維持しつつ、インターネットを利用する本格的な投資家に向けた投資情報を集めたニュースサイトとなることを目指す意味合いがある。
このリニューアルに合わせてメールサービスの「Reuters NEWSMAIL」も開始された。これは米・英の市場のオープニングレポート、トップニュース、ビジネス、テクノロジー、健康に関するレポート、投資信託に関する情報などを含んでいる。これらは広告により運営され、利用希望者に無料で配信される。また登録者にはポートフォリオの表示機能や、株式・投資信託の分析といったサービスも提供される。また、Reuters.comは、12カ月以内にさらに有料購読制を含めた有料コンテンツを導入する計画があることも明らかにしている。
なお、今回の米国サイトのリニューアルは、アジアやヨーロッパのサイトの先駆けと位置付けており、今後この地域におけるReutersのサイトが同様にリニューアルされる可能性についても示唆した。
(2002/11/21)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
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