【ソフトウェア】
カナダのRightsMarket、「RightsEnforcer」を発表添付ファイルや画像にアクセス権を設定する新種の著作権保護ソフト■URL カナダのRightsMarketは21日、さまざまな書類のファイルにアクセス権を設定する新種の著作権保護ソフト「RightsEnforcer」を発表した。このシステムをサーバーやクライアントにインストールすることにより、メールの添付ファイル、Webの画像、共有されるWord文書などにアクセス権を設定し、誰がファイルの改変、印刷、画面の印刷などを行なえるかどうかを設定することができる。文書が配布された後にその文書アクセス権をすべて取り消すことも可能だ。 このシステムでファイルにアクセス権を設定するには、まず「RightsEnforcer Wrapper」でファイルを暗号化しなければならない。その後、そのファイルに誰がアクセスできるかを「Permissions Server」で設定する。ここではアクセスを許可する期間、文書の印刷の可否、文書のコピーや改変を許可するかどうか、などといったことを設定できる。文書が配布されて受信者が文書を開こうとすると、あらかじめ受信者のPCにインストールされているクライアントソフトウェア「RightsClient」が、Permissions Serverにその文書の権限について確認する。Permissions Serverで設定された内容に応じてそのファイルの扱い方が利用者に許可されることになる。 このRightsEnforcerには3種類の製品ラインが用意されている。Webベースの製品やサービスを提供する際の「RightsEnforcer Web」、ドキュメントを暗号化してアクセス権を設定するための「RightsEnforcer Document」、メール添付ファイルにアクセス権を設定するための「RightsEnforcer Email」である。なお、RightsEnforcerが対応するファイルは、Microsoftオフィス、PDF、HTMLやXML、Internet Explorerがサポートしている画像フォーマット、FlashやShockwaveファイルとなっている。 (2002/11/22) [Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)] |
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