11月上旬のネット販売が好調、「送料無料サービス」が効果的～米調査

■URL
http://bizrate.com/
http://www.shop.org/

　オンライン小売り業者団体の米Shop.org、および、顧客の投票によってオンラインショップをレーティングするサービスを提供している米BizRate.comは、ネット販売に関する調査「2002 Online Holiday Mood Study」の結果を発表した。

　調査結果によると、11月の第一週および第二週の期間におけるネット販売業者の60％が、前年同期比より25％以上売上を伸ばしていることが明らかになった。50％以上売上を伸ばしている企業も30％に達している。また、消費者側も、今回のクリスマスシーズンに前年同期比よりも多くのショッピングを行なうことを計画しているという。

　今期販売を伸ばしている企業で最も評価されている手法としては「送料無料サービス」が挙げられ、47％がこの手法により売上の伸びに繋がったと評価していた。次いで「サーチエンジンの設置」、「ベストセラーリストの設置」、「早期割引」なども効を奏しているという。また、消費者側も、ほぼ50％がネットショッピングについて「満足している」と回答しており、不満であると回答したの2％未満にとどまっている。

　米国の景気が冷え込んでいると言われるる中で、売る側および買う側の双方とも、2002年のクリスマスシーズンはよいスタートを切ったといえ、今後の好調が期待される。

(2002/11/26)

[Reported by Gana Hiyoshi]