【トラブル】
~詐欺メールの疑い、差出人のドメインを詐称したスパムメールに注意!「最終通告」というサブジェクトのスパムメールが蔓延■URL
11月26日現在、メールのサブジェクト欄が「最終通告」となっており、特定の銀行口座に入金するよう催促するスパムメールが大量に送信されている。このメールは、国民生活センターなどで紹介されている代表的な詐欺メールである疑いが強いので、身に覚えが無くこういったメールを受信した際には、注意が必要だ。 このメールは、サブジェクト欄が「最終通告」で、本文が「前略、先日発送しました債権譲渡通知書はすでに~」で始まっている点が特徴。また、送信元のアドレスは詐称されている。本文内容は、東京三菱銀行や三井住友銀行などの指定口座へ5万2,500円入金するように督促する内容となっている。 この送信元アドレスのドメインを詐称された会社では、Web上でこのメールに関して一切関係ないことを掲載し、決して口座に入金しないように促している。同社では、「現在、この件に関しては警察に届出を提出し、また当社のサーバーを管理している代理店などとも密に連絡を取りながら対応を行なっている。このメールは当社には一切関係ないものなので、絶対に振込みを行なわないように促す文章をWeb上に掲載した。今のところ、この件に関して苦情などは来ていない」としている。 国民生活センターでは、このような利用した覚えのない利用料等を請求するメールが短期間に非常に増えていると警告している。同センターでは、このようなメールへの対策として、「架空請求は横行しているので注意する」、「身に覚えのない請求は無視する」、「メールアドレス以外の電話番号・住所などを知られないように注意する」、「警察に報告する」などの対応策を推奨している。 なお、このようなスパムメールに返信を行なうと、送信元アドレスに自分のメールアドレスが表示されるため、現在自分のメールアドレスが継続的に利用されている所謂“生きたメールアドレス”であることがスパム業者に分かってしまう可能性があるほか、送信元アドレスを詐称された会社のメールサーバーに大きな負荷が掛かる可能性があるので、返信しないように注意する必要がある。 (2002/11/26) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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