米国広告市場、2003年度は6％成長の見込み～Global Insight調査

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http://www.globalinsight.com/About/PressRelease/PressRelease209.htm
http://www.globalinsight.com/AdSpend

　経済予測・調査機関の米Global Insightは25日、2002年から2006年までの米国広告市場予測を発表した。

　Global Insightの予測によると、2003年度の米国広告市場は2,280億ドルで、前年比プラス6％の成長となる見込み。2001年度に過去20年間で最悪のマイナス6％を記録した事実と比較すれば、この数字は驚異的である。

　同社によると、2002年から2006年の間で広告費の成長が最も期待できるのはインターネット広告で、16％の伸び率を予測している。また、ラジオ（10％増）、ケーブルテレビ（7％増）についても高い伸び率が期待できるとし、新聞、街頭広告、民放テレビについては適度な成長率だとしている。

　広告市場の成長に貢献する要因は、企業利益、小売店売上、個人所得であるとし、この全てが2003年にはプラス成長になると同社は予測。特に顕著なのは企業利益率で、2001年、2002年のマイナス成長から一転、2003年にはプラス18.8％の成長率を予測している。また、広告費の支出が増加する業界としては、エンターテイメント、卸売業、サービス業などが上げられている。

　Global InsightのJohn Rose氏は今回の予測について、「広告業界のみならず、経済全体にも光が見えた」とコメント。特にここ数年メディア業界の不況が目立っているが、「2003年には広告費が増加するため、業績回復が望めるだろう」と語った。

(2002/11/27)

[Reported by 藤本 京子]