【調査結果】
欧州企業のITセキュリティーへの支出が増加~IDC調査
■URL
http://www.idc.com/getdoc.jhtml?containerId=pr2002_11_26_132808
IT関連の調査会社IDCは、欧州企業を対象とした調査「European
Corporate Infrastructure Survey 2002」を発表した。調査は英・独・仏・イタリアおよび北欧各国の各企業のCIOを対象として実施したもの。調査結果では、欧州企業の2002年におけるITセキュリティー対策に資する費用は増加していることが明らかになった。
セキュリティーは、これまでは組織を保護するために必要な支出という位置づけであったものが、現在では、ビジネスとして成り立つようになり、サプライチェーンなどの一環として位置づけられつつあるという。
現在セキュリティー支出で最も注目を集めている技術は、「アンチウイルス」、「ファイヤウォールソフトウェア」、ハードウェアベースの「ファイヤウォールアプライアンス」の3つ。セキュリティー技術で最もホットなのは、PKIとSSOで、これらは向こう1~3年以内に、17%または14%の企業で導入を検討しているという。今後のIT投資は当面セキュリティーが支えることになりそうだ。
(2002/11/28)
[Reported by Gana Hiyoshi]
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