【事業計画】
~eラーニングを利用してMOUS研修コースなどを用意
日本IBM、在宅重度障害者へのIT教育支援プロジェクトを実施
■URL
http://www.ibm.com/news/jp/2002/12/12031.html
日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、IBM)と社会福祉法人東京コロニーは3日、ブロードバンドを利用して在宅重度障害者のIT教育を支援する「重度身体障害者IT教育支援プロジェクト(以下、IT教育支援プロジェクト)」を12月4日より開始すると発表した。
IT教育支援プロジェクトは、IBMがソフトウェアやIT関連機器、カスタマイズまでを含めたサービスを東京コロニーに提供し、在宅重度身体障害者向けのIT教育環境構築を支援するというもの。具体的には、遠隔地でのビデオ会議や共同作業を可能にするコラボレーションソフト「Lotus Sametime」やIAサーバー「@server xSeries」などのIT関連機器や、教育コースで使用される開発費など総額約600万円をIBMが負担する。
東京コロニーはこのシステムを利用して、講師が同社の教室内からCCDカメラとマイクを用いて講義を実施し、在宅の受講者はブロードバンド回線を経由して受講ができる。在宅の受講者は、講師と同様にCCDカメラとマイクを用いることによって、質問することも可能だ。東京コロニーでは、12月4日より受講期間2年間のIT技術者在宅要請講座で実運用を開始し、2003年1月からは「Web基礎編コース」などの短期講座も実施予定となっている。また、MOUS研修コースの実施なども検討しているという。費用は、IT技術者在宅要請講座で年額6万円。
IBMによると、「今回の支援プロジェクトは、社会貢献活動の一環として行なうものだ。東京コロニーには2年間の受講期間の間サポート等を行なっていくが、今後このノウハウを利用して事業化していくかはまだ検討段階となっている」とのこと。
(2002/12/3)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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