【eラーニング】
大学・専門学校向けeラーニング機能をASP提供 ~八洲学園ほか
■URL
http://ul.study.jp/
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八洲学園の和田公人理事長(左)と、デジタル・ナレッジのはが(土編に並)弘明代表取締役
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株式会社デジタル・ナレッジと学校法人八洲学園は、高等教育機関向けeラーニングサービスを提供する新会社「株式会社デジタル・ナレッジ・ユニバーシティ・ラーニング」を共同で設立すると発表した。大学・専修学校向けに“eラーニング学園”のASP提供を図る。
デジタル・ナレッジは1995年設立、これまで企業向けのeラーニング事業を主体に展開してきた。八洲学園は生徒数1万名を超える通信制高校「八洲学園高等学校」など高校2校および専修学校などの運営などで知られている。
これまでeラーニングは、企業研修などの分野で使われることが多かったが、両社はe-Japan重点計画などから、今後は大学・専修学校など高等教育機関でのeラーニングのニーズが高まると予測。こうした教育機関がシステム構築などのコストをかけずにeラーニングを提供できるよう、必要な機能をASPとして提供する新会社を設立した形だ。
サービスとしては、講義の配信やテストの実施などに加え、学生間のコミュニケーションの支援やカウンセリング、履修管理、証明書発行など、講師や学校の事務局が行なう業務を含めて学園生活に必要な機能全体を提供できるという。両社はこれを「eラーニングを越えた“e-Education”サービス」と呼んでいる。料金は学生一人当たり月額2,000円で、学校側はこれを授業料に組み込んで提供する。サービスインは2003年11月の予定で、デジタル・ナレッジのeラーニングノウハウと、八洲学園の通信教育事業のノウハウの双方を生かし、今後約1年をかけてASPとして完成させ、教育機関へは2004年度授業での導入を目指す方向だ。またPC1台からでもオンラインスクールを運営できるため、専門知識を持つ人による私塾的な展開も可能だという。
両社は新会社による事業で、3年後に開校数50校、受講者数8万人、15億円の売上げを見込んでいる。
(2002/12/4)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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