【イベントレポート】
光ファイバーでも「Yahoo! BB」を提供
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BBTのほか、東京電力グループのテプコシステムズやスピードネットがインターネットマンションソリューションを紹介。関電工もテレビ共聴回線による建物内LANシステムを展示していた |
ビー・ビー・テクノロジー(BBT)は、集合住宅向けブロードバンドソリューション「Yahoo! BBマンション」の来年夏以降の販売開始に向けて準備を開始した。
インターネットの常時接続やBBフォン、BBケーブルTVが利用できるという点はADSLで提供されているYahoo! BBと同じだが、Yahoo! BBマンションでは、マンションまでのアクセス回線に光ファイバーを採用。建物内は原則として1000BASE-TのLAN(不可能な場合はVDSL方式)で分配する点が異なる。このため、通信速度がADSLよりも高速になり、東京都内の既存マンションで3カ月にわたって行なった実地検証では、100Mbpsの光アクセス回線を150世帯でシェアした場合で最大72Mbps、平均30~40Mbpsの通信速度が実測されたという。
BBTによれば、マンション向けの一般的な100Mbps光接続サービスが5~30Mbps程度であるのに対し、Yahoo! BBマンションでは同社のオールIPによるギガビットバックボーンに接続することでこれを上回る通信速度を実現したという。
BBTは、12月3日から4日まで東京ビッグサイトで開催されたイベント「賃貸住宅フェア2002 in 東京」(主催:全国賃貸住宅新聞社)に出展。新築/既存、賃貸/分譲、全戸加入/任意加入を問わず、BBケーブルTVなどのストリーミングコンテンツやIP電話などの付加サービスを含めたブロードバンドソリューションがリーズナブルに導入できるとして、不動産デベロッパーやマンションオーナーなどにYahoo! BBマンションをアピールしていた。
NTTグループなどでも光ファイバーを使ったインターネットマンションソリューションを提供しているが、「(コンテンツやIP電話など)その先も用意しているのがYahoo! BBマンションの強み」。ブースでも、BBケーブルTVを主体に、BBフォンなどのサービスを紹介していた |
(2002/12/4)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]