【常時接続】
~接続サービス「スーパーOCN」などのオプション機能として追加NTTコム、専用線のロードバランスや相互バックアップ機能を拡充■URL NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTTコム)は9日、OCNバックボーンへ直接接続するインターネット接続サービス「スーパーOCN」や「OCNハウジング用接続サービス」にて、回線の冗長性を確保するオプションサービス「ロードバランス」や「相互バックアップ」のメニューを追加した。 「ロードバランス」や「相互バックアップ」は、「スーパーOCN」や「OCNハウジング用接続サービス」の「マルチリンクオプション機能(回線冗長化機能)」として提供されるもの。「ロードバランス」は、複数回線にトラフィックを分散して流すことによって1回線にかかるトラフィックを抑える機能や、故障時のトラフィック切替えを実現するサービス。「相互バックアップ」は、通常時は各回線個々にトラフィックを流すが、故障時には障害発生側のトラフィックをもう一方の回線側に切り替えることによって、障害発生時の通信中断を防ぐサービスだ。 通常、ISPなどが提供するバックボーン回線は、これらの冗長性が確保されており、何かしらの障害が起きた場合でも致命的な問題になる可能性は少ない。しかし、バックボーンからユーザーを接続している専用線等では、これらの冗長性が確保されていないか、もしくはユーザー側で二回線契約して「メイン回線とサブ回線を使い分ける」などの必要性があった。 しかし、今回の「ロードバランス」や「相互バックアップ」では、一般の専用線サービスにおいて、これら冗長性の確保をオプションサービスとして提供した点が特徴的だ。なお、これら二つのサービスについては、最初に行なう設定工事費以外に月額の追加料金は発生しないという。 NTTコムによると、「今までもこのような冗長性を確保するサービスに対するニーズがあったのだが、個別対応となっていた。しかし、ニーズが高まってきていることもあって、今回正式サービスとして提供することになった。この背景には、インターネットの重要性が増して、より高品質な回線を求めるようになったというユーザーニーズがあるだろう」とのこと。
(2002/12/9) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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