【調査】
自治体職員のIT浸透度、1位は長野県~ガートナーら調査より
■URL
http://www.gartner.co.jp/press/pr20021211-01.html
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自治体別IT浸透度のランキング
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新電子自治体共同研究会は、地方自治体における職員のIT浸透度に関する調査結果を発表した。
同研究会は第一法規出版、価値総合研究所、ガートナージャパンが設立したもので、地方自治体の電子化への取り組み状況を把握、またIT技術によって自治体が連携するメリットを研究し、来るべき電子自治体の将来像を提言することを目的に設立された。今回は昨年に続く調査で、全国3,286の地方自治体を対象に調査を実施、1,551件の有効回答(回答率47.2%)をまとめたものだ。
調査はPC普及率、インターネット接続率、PC習熟度の3項目からなり、これらをまとめた総合ランキングでは、1位長野県、2位石川県、3位富山県となった。長野県は昨年10位からの躍進で、PC習熟度でも1位となった。一方、富山県は昨年1位で、今回もPC普及率・インターネット接続率では1位だが、PC習熟度が29位と低いことから3位に転落した。他には沖縄県(昨年16位→今年7位)、長崎県(昨年29位→今年8位)の躍進が目立った。
なお全国平均を見ると、PC普及率は81.9%(昨年は59.5%、以下同)、インターネット接続率は55.0%(39.6%)、PC習熟度は67.0%(55.4%)となった。ガートナーでは、「これまで職員の多さからPCやインターネットの普及が遅れ気味だった大規模自治体のIT基盤整備が進んだことが、ボトムアップにつながった。一方、電子申請や電子入札システムなど、行政サービスの電子化には大きな進展は見られず、2002年は“まずはIT基盤整備”という姿勢に終始した様子も見られる」と分析している。
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(2002/12/11)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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