【調査/検索】
Google、2002年の年間キーワードランキングを発表
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「2002 Year-End Google Zeitgeist」のページ。ランキング内の各項目をクリックすると検索結果が表示される |
年間ランキングでは、2002年に検索が増加したキーワード・減少したキーワードについては20位までを、また著名人やブランド、地域、ニュース、映画などはカテゴリーごとに10位までを掲載している。
「増加したキーワード」では、1位が「spiderman」(映画)、2位が「shakira」(ミュージシャン)、3位が「winter olympics」。以下「world cup」、「avril lavigne」(ミュージシャン)、「star wars」、「eminem」(ミュージシャン)、「american idol」(TV番組)、「morrowind」(ゲーム)、「warcraft 3」(ゲーム)までがベストテン。2002年にヒットした映画やミュージシャン、ゲームなどが目立つ結果となった。対照的なのは「減少したキーワード」で、1位が「nostradamus」、2位が「napster」、以下「world trade center」、「anthrax」、「osama bin laden」……と続く。これらは2001年の年間ランキングでは上位に登場していたキーワードが多く、Googleで検索されている事柄の時事性の高さを示す結果ともなっている。なおこれらは“増加した”“減少した”キーワードであり、“最も検索された”キーワードではないことに留意したい。
各カテゴリーのランキングに加えて、サイトでは「2002 Year in Review Timeline」という、2002年の検索動向を時系列で振り返る年表的なコーナーを設置。ソルトレイク五輪やワールドカップ、ヨーロッパの洪水被害などの注目事項をグラフやGoogleのホリディロゴ(イベントなどに合わせて表示される特製ロゴ)でまとめ、楽しめる内容になっている。
また2002年版では、英・仏・独・日の4カ国の年間データも合わせて掲載し、国ごとの違いが現れているのが興味深い。例えば「最も人気のあるキーワード」のカテゴリーでは、英国は「bbc」(放送局)、「big brother」(テレビ番組)、「easyjet」(航空)。仏は「sncf」(鉄道)、「meteo」(天気予報)、「anpe」(求人)。独では「Lastminute」(旅行)、「Ryanair」(航空)、「Aldi」(スーパー)。日本のランキングは「2ch」を筆頭に「壁紙」、「地図」、「翻訳」、「着メロ」と続き、他3国と比べるとランキング内にサービスや企業などの固有名詞が少ない傾向が見られた。なお日本の「女性」カテゴリーでは、1位の「乙葉」以下「市川由衣」、「井川遥」、「吉岡美穂」、「小池栄子」と、グラビアアイドル強し!という結果になった。
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(2002/12/11)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]