NTT-ME、オンラインストレージのデータをCD-ROM化するサービス

■URL
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2002/nws021212.htm
http://www.itrustee.ne.jp

　株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー（NTT-ME）は12日、同社が運営するインターネットストレージサービス「iTrustee」において、保存されているデータをCD-ROM化するサービスを12月13日より提供すると発表した。

　この「CD-ROM化サービス」は、「iTrustee」上に保存しているデータをCD-ROMに焼いて、取引先等に郵送するサービス。ユーザーは、CD-ROM化したいデータをWeb上で選択するだけで、iTrustee側が自動的にCD-ROM化する。CD-ROMは、郵送される仕組みだ。ただし、選択可能なのはフォルダ単位となっており、一つのフォルダのデータがCD-ROMの容量（iTrusteeの場合650MB）を越える場合はCD-ROM化できない。

　選択したフォルダが650MBを越える場合、自動的にフォルダを複数個に分割してCD-ROM化する。例を挙げると、ユーザーが選択したフォルダ内に1個あたり200MBのデータがA～Dまでの4つ（計800MB）あった場合、1枚目のCD-ROMにはデータAとBが、2枚目のCD-ROMにはデータCとDが入ることになる。価格は、1回2,980円（容量2GBまで、CD-ROM代・郵送費含む）となる。現在のところ、送付されるCD-ROMに書き込まれたデータ内容などを記すサービスは無いが、今後CD-ROMのラベルに内容を表示するサービスなども検討しているとのこと。

　NTT-MEによると、「デザイン会社のように大容量データを取り扱う業種の場合、作品製作途中では、ストレージ内のやり取りで完結するが、成果物としてクライアントに見せる場合などは、“形としてCD-ROM化”したいというニーズが多かった。そのような場合、今まではストレージから自社へ一度ダウンロードしてからCD-ROM化する必要があったが、今回のサービスによってこの手間が大幅に削減されることになる。また、一般ユーザーがストレージに溜めた写真データを友人や親戚に配る際などにも使えるだろう」とのこと。

「CD-ROM化サービス」のサービスイメージ

(2002/12/12)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]