【新製品】
日本ユニシスとSII、セキュリティー製品 「TrustGate」を共同開発
■URL
http://www.unisys.co.jp/news/NR_021212_tieup_SII.html
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「TrustGate」を挟んで握手する日本ユニシスの嶋田精一代表取締役社長(右)と、SIIの入江昭夫代表取締役社長
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日本ユニシス株式会社(以下ユニシス)とセイコーインスツルメンツ株式会社(以下SII)は、ネットワークセキュリティーアプライアンス製品「TrustGate」の共同開発を発表した。セキュリティー管理サービスを加えての展開を図る。
「TrustGate」は、SIIが開発したサーバーに、ユニシスによるファイアウォールやURLフィルタリングなどのソフトウェア群を搭載したもの。SIIではスイッチひとつで切り替えができるハードウェアによるディスク書き込み保護装置「Secure Disk Protection」(以下SDP)を開発し、通常運用ではハードディスクへの書き込みを禁止し、メンテナンス時のみ書き込み可能にする機能を実現した。このSDPを搭載することで、不正アクセスや攻撃を受けた場合でも、「TrustGate」をリブートするだけで迅速に復旧できるという。
ユニシスではこの製品にセキュリティー管理を行なう「TrustGateサービス」を加え、「TrustGateセキュリティー・マネジメント」というセキュリティーソリューションとして展開する。「TrustGate」で可能なファイアウォールやURLフィルタリング、運用管理といった機能に加え、ゲートウェイ監視やセキュリティーホール修正パッチの自動アップデートなどを付加。製品提供から運用・監視までを一括して行なうことで、専任のセキュリティー技術者がいない企業でも、ネットワークセキュリティーの管理を容易に行なえるとしている。
「TrustGate」は2003年3月から提供開始予定で、本体はシングルタイプで100万円、クラスター型で220万円~。また「TrustGateサービス」は監視サービスとセキュリティーアップデートサービスに分かれ、前者は月額1台3万円~、後者は同2万円となる。ユニシスではインターネットデータセンターやサービスプロバイダーがこの製品の主なターゲットと想定し、販売目標は今後2年間で1万台、1万サービスとしている。
(2002/12/12)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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