【調査結果】
10-12月期におけるオンライン詐欺などの被害額が5億ドル(約609億円)と報告~米調査
■URL
http://www3.gartner.com/5_about/press_releases/2002_12/pr20021211a.jsp
米国の調査会社Gartnerは11日、米国のオンライン販売業者が10-12月期に受ける詐欺や機会損失の被害総額が、推定で5億ドル(約609億円)程度になるとの見通しを発表した。
被害総額の内訳は、詐欺被害額が1億6,000万ドル(約195億円)のほか、総売上高の2%にあたる3億1,500万ドル(約384億円)が、正当な取引にも関わらず疑わしいとして途中で取引を止めてしまう機会損失となっている。調査は、米国の主な25のオンラインショップを対象行なわれたもの。
Gartnerでは、このような詐欺被害に対応するために、よく行なわれる不正行為パターンに基づいたリアルタイム検索の実行や、疑わしい処理を排除するなどの対策を行なうことを推奨している。
Gartnerのアナリストによると、オンライン販売業者などのさまざまな努力にも関わらずオンライン詐欺の手口は巧妙化し、なおかつ頻度も増している。このために、2000年の中盤以降、詐欺比率は売上高の約1%で推移しているとのこと。
(2002/12/13)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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