【調査結果】
52%が仕事中にインスタントメッセージで恋人探し
~カナダ出会い系サイト調査
■URL
http://www.lavalife.com/
出会い系サイトを運営するカナダのLavalifeは、同社会員向けに行なった調査で、52%が「仕事中にインスタントメッセージ(IM)でお相手探しに熱中したことがある」という結果を発表した。Lavalifeは1987年から電話でのマッチングサービスを提供しており、インターネット上でのサービスは1997年に開始している。会員はカナダ、米国、オーストラリアが中心で、現在の会員数は約400万人。
同調査によると、調査対象となった4,100人のうち男性で54%、女性で52%が仕事中にIMで恋愛対象のお相手とチャットした経験があると答えている。28歳のある男性会員は「IMで世界中の女性と出会うことができる。仕事をしている時間が長いので、女性との関係を保つにはこれが一番」と語っている。
米調査会社のIDCによると、全世界のIMユーザー数は2億8千万人。AOLのIM(AIM、ICQ)が1億8千万人というシェアを握り、以下Microsoft(7.5千万人)、Yahoo!(2千万人)と続く。また、米国における職場でのIMユーザー数は8千万人で、職場でのIM普及率も進んでいることがわかる。
今回の調査結果は、出会い系サイト会員が対象であり、この数字が一般的な調査結果と一致するとは限らないが、多くの企業で生産性向上が問われる中、これはあまり好ましい結果とはいえないだろう。すでにメールの内容をチェックする企業はあるが、今後はIMも何らかの方法でチェックするようになると、管理者の仕事が増えて生産性向上にはつながらない可能性もある。
(2002/12/16)
[Reported by 藤本 京子]
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