【セキュリティー】
バーテックスリンクが独webwasher.comのソリューション販売開始URLフィルタリングからアンチウィルスまで
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webwasher.com社のChristian Matzen CFO。個別の機能を持った複数の製品を導入する場合と比較して、ハードウェアコストを70%できるとしている |
バーテックスリンクは17日、独webwasher.com社のコンテンツセキュリティーマネージメント(CSM)製品「WebWasher」の取り扱いを開始すると発表した。「セキュリティーのフルコンポーネントを単一製品で提供する」(webwasher.com社のChristian Matzen CFO)のが特徴で、URLフィルタリング、コンテンツフィルタリング、メールフィルタリング、アンチウィルスなどの機能がゲートウェイソリューションとして統合されている。
まずは、英語サイト240万件/日本語サイト40万件のデータベースをもとにしたURLフィルタリング機能を提供する「WebWasher AC(アクセスコントロール)」の販売を18日から開始。ポップアップ広告などのコンテンツフィルタリング機能やメールフィルタリング機能を追加した「WebWasher CSM Suite」などのラインナップも来年2月から提供する。また、McAfeeのエンジンを採用したアンチウィルス機能とログの解析・レポートツールもオプションで用意する。
WebWasherは、Windows NT4.0/2000、Solaris、Linuxに対応。キャッシュサーバーなどとの連携を容易にするiCAP(Internet Content Adaptation Protocol)もサポートしている。WebWasher ACの価格は、1年間のデータベース更新/サポート料込みで、35万円から(50ユーザー用)となっている。
webwasher.com社は、Siemens Computer Systemsからスピンアウトして1999年に設立された。WebWasheは、Ford(15万ユーザー)やMotorola(6万ユーザー)、BMW(3万ユーザー)などの大企業をはじめとする4,000社以上で採用実績があるという。
ポリシー設定などの運用管理はWebブラウザーから行なう。URLフィルタリング(左)では、「水着/下着/裸体」「麻薬系薬物」「ニュースグループ/掲示板」など58の階層カテゴリーで指定できる。バーテックスリンクが日本語サイトのURLデータベースを作成して提供するが、ユーザー定義も可能だ |
(2002/12/17)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]