【調査結果】
~あわせてルール&マナー集「迷惑メール対策編」も追加メールのトラブル原因、「言葉の行き違い」がトップ~IAjapan調査■URL 財団法人インターネット協会(IAjapan)は20日、電子メールのルールとマナーに関して実施したアンケートの結果を発表した。同協会では「インターネットを利用する方のためのルール&マナー集」を作成しており、アンケートはその一環として行なわれたものだ。 このアンケートは、2002年9月にメール利用経験者1,700人を対象に行なわれたもの。この結果、迷惑メールを受信した人の割合は83%、メールが原因でトラブルになった経験がある人は全体の15%弱であることが分かった。 このトラブルの内訳は、「言葉の行き違い」が最も多い38%、「メールの不達(宛先ミスを含む)」が18%、「メールの遅延」14%、「ウィルス」13%となっている。予想外なのがウィルスの13%で、この数字の低さはウィルス対策ソフトが普及した裏返しとも言えよう。また、「宛先ミス」では、「別人に送った」が最も多い19%、「文面や添付ファイルを間違えた」13%、「Bccで送る宛先をToやCcで送った」5%となっている。これらのミスは、一歩間違えると機密情報や個人情報の漏えいに繋がるので、送信前には宛先チェックを行なうなどの注意がより一層必要だという結果になった。 メールが原因のトラブルの内訳
次に「迷惑と感じるメール」では、「ウィルスメール」28%と「出会い系サイト紹介」25%が多く、「チェーンメール」16%、「商品サービス宣伝」15%、「悪戯メール」13%などが続く。これらのほとんどが、見知らぬ第三者からのメールという点が特徴だ。受信メール中の迷惑メールの割合は、「10%未満」が57%で1位、「10~30%未満」18%、「30%以上」9%と、非常に多くの迷惑メールを受け取っているユーザーもいることが分かる。 迷惑と感じるメール
では、通常の相手とのメールのやり取りの中で、迷惑と感じるのはどのような時だろうか。アンケートでは「大きな添付書類がついたメール」22%、「件名のないメール」18%、「HTML形式のメール」18%、「開封通知を要求するメール」12%、「署名ファイルが添付されているメール」5%となっている。これらは、送信する前にチェックすれば確実に防げるものばかりなので、送信先のユーザーに迷惑と感じさせないためにも、今回の結果を考慮したメールの送信方法が求められる。 通常の相手とのやり取りで迷惑と感じるメール
IAjapanでは、今回のアンケート結果を踏まえて作成したインターネットを利用する方のためのルール&マナー集「迷惑メール対策編」もあわせて発表しているので、今回の「迷惑と感じるメール」を送信したことのあるユーザーは、マナー向上のためにも、一度参照してみよう。 (2002/12/20) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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