【調査結果】
P2P市場規模が2005年には506億円~ネットイヤーグループが予測
■URL
http://www.netyear.net/press/release_20021219.html
ネットイヤーグループ株式会社は、同社が実施したP2P関連市場調査を基にしたP2P市場予測やトレンドを発表した。
この発表は、12月19日にイベント「Internet Week 2002」にて行なわれた、同社のテクニカルストラテジスト川崎裕一氏による「P2P関連ビジネス動向と、日本市場の急速な立ち上がり」と題した講演で発表されたもの。
予測では、日本におけるP2P関連市場は、2003年に68億円程度が見込まれ、2005年には506億円規模へと成長するという。これらは、グループウェア市場、eラーニング市場、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)市場、グリッドコンピューティング市場の4市場に分けて、各市場におけるP2P技術利用を予測したものとなっている。
具体的な予測としては、グループウェア市場では企業間連携を必要とする大企業を中心に、P2Pグループウェアへ移行するという。eラーニングとCDN市場では、ブロードバンド環境整備が整う2005年頃に、リアルタイム配信ニーズの低い分野を中心にP2Pソリューションが普及すると予測されている。グリッドコンピューティングでは、高度計算処理を中心としてP2P技術の導入が図られると予測されている。
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(2002/12/20)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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