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「高速インターネット接続を安価に提供することでコンシューマーブロードバンド市場を変える」WildBlue・CEOコメント

衛星ブロードバンドの「WildBlue」、総額1億5,600万ドルの投資を受ける

■URL
http://www.wildblue.com/me/rel122302.html

 北米大陸全体をカバーする衛星ブロードバンドサービスを2004年に提供することを目指しているWildBlueは23日、同社に対してLiberty Satellite & Technology、Intelsat、National Rural Telecommunications Cooperative(NRTC)、Kleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB)、そしてWildBlue会長のDavid Drucker氏が総額1億5,600万ドルを投資することを発表した。

 Liberty Satellite、KPCBとDrucker氏はすでにWildBlueに対して投資しているが、今回これにIntelsatとNRTCが加わり、WildBlueの役員会に役員を送り込むことになる。

 Liberty Satelliteは、Liberty Mediaの子会社で、衛星を使ったホテルへのブロードバンドサービス、映画配信サービスを提供しているほか、衛星を使ったコンテンツ配信ビジネスに投資を行なっている。NRTCは、地上波テレビ放送を視聴できない地域に「DIRECTV」の機器を設置するなど、米国内の辺境地への衛星ソリューション配備を行なっている団体である。また、KPCBはテクノロジー投資で多大な影響力を持つベンチャーキャピタルである。Intelsatは、世界200カ国で25の人工衛星を使って電話やインターネットサービスを提供している。

 この取引についてWildBlueのCEOであるThomas Moore氏は「この厳しい金融市場の中でのWildBlueへの多額の投資は、WildBlueのビジネスモデルと無線ブロードバンドに革命を起こす能力への強い支持の表れである。WildBlueは北米大陸のすべての家庭と中小企業に向けて高速インターネット接続を安価に提供することでコンシューマーブロードバンド市場を変える」とコメントした。

 多くの双方向衛星インターネット接続サービスではダウンロードは高速にできるが、アップロードには電話回線やDSLを一部併用しなければならないなどの制約があった。WildBlueはこの点を改善し、20から30ギガヘルツのKa帯による「スポットビーム」技術を使うことにより、電話回線などを使用することなく約3Mbpsのブロードバンド接続を提供する。米国は、インターネット利用率が高い国ではあるが、大陸全体が広大なために地方ではブロードバンドを利用できない地域も未だに多い。こうした地域では衛星によるブロードバンド接続に注目が集まっている。また、米国だけでなく欧州やロシアの多くの地域でもブロードバンドサービスが提供されていないために衛星ブロードバンドサービスへの注目度は高い。

(2002/12/24)

[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]

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