【セキュリティー】
~HDE、「HDE Anti-Virus for File Server」を発表
Linuxファイルサーバー内に潜むウィルスの感染を防ぐソフトが発売
■URL
http://www.hde.co.jp/press/pressrelease/release.php?rd=20030114
http://www.hde.co.jp/hav/fs/
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「HDE Anti-Virus for File Server」の管理画面
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株式会社ホライズン・デジタル・エンタープライズ(以下、HDE)は14日、Linuxファイルサーバー向けウィルス対策ソフト「HDE Anti-Virus for File Server」を発表した。対応OSは、Red Hat Linux 7.2、7.3、8とAdvanced Server 2.1。価格は、クライアント数無制限で5万円となっている。出荷は2月7日。
「HDE Anti-Virus for File Server」は、HDEが提供するファイルサーバー「HDE File Server 2.5」にウィルス対策機能を付加するソフトウェアだ。ファイルサーバー上の共有フォルダや個人フォルダに置かれたファイルをスキャンし、ウィルスに感染していた場合には自動的にウィルスの駆除等の対策を実施し、ファイルサーバー経由のウィルス感染被害を防ぐ。
ウィルススキャンエンジンは、フィンランドF-Secure社のウィルス対策技術「Anti-Virusエンジン」を採用する。ウィルスを発見した場合は、まず自動的に駆除を実施し、駆除が不可能な場合は、拡張子を「.virus」と変更し、オリジナルファイルをできる限り損なわないようにする。それもできない場合には、最終手段としてウィルスに感染したファイルを削除する。このような段階を踏むことによって、ウィルス感染を防ぐと共に重要なファイルの損失も防ぐ。
HDEによると、「今回はファイルサーバーに特化した製品となっているが、ユーザーニーズ的には、メールサーバーなどにも要望がある。今後“HDE Anti-Virus”として単独に動くように改良し、メールサーバー上などでも稼動できるようにする予定だ」とのこと。
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「HDE Anti-Virus for File Server」のオプション設定画面 |
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(2003/1/14)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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