【セキュリティ】
~危険度が高いウイルスが発生した際に24時間体制で情報を配信
F-Secure、緊急ウイルス情報の無料配信サービスを開始
■URL
http://www.f-secure.co.jp/news/200301201/
http://www.f-secure.co.jp/mail_magazine/
|
緊急ウイルス情報配信サービスの申し込みページ
|
日本エフ・セキュア株式会社は20日、危険度の高いウイルスが発見された際に情報を配信する無料サービスを開始すると発表した。登録は同社Webサイト上から行なえる。
このサービスは、ウイルス発見時に危険度高と認定されたものについて、即座に情報配信するというもの。具体的には、エフ・セキュアの基準(4段階)の中で危険度の高いレーダーLevel1とレーダーLevel2の情報に関して配信する。
レーダーLevel1は、実質的なセキュリティ上の危険性が高く、最も緊急性を要する場合に出されるもの。感染力が高く、システムに大きな損害を与えるウイルスや大規模DoS攻撃等が発生した場合が該当する。過去に配信された回数は、2001年が9回、2002年が2回(Slapper、Bugbearの時)となっている。
レーダーLevel2は、Level1程ではないもの危険性の高いものや前例がない場合に配信される。また、新しいプラットフォームや感染手段を用いる場合も該当する。レーダーLevel2が過去配信された回数は、2001年が31回、2002年が25回、2003年ではLirva.AとC、ExploreZip.E、Sobigの計4回だ。
エフ・セキュアでは、「このサービスは、“このような新種ウイルスが広まっていて危険だ”ということを、第一報として提供するものだ。今まで一部のユーザーに限定して提供していたが、ユーザーニーズが高いために無料で配信することにした。ウイルス対応は“時間との戦い”のため、この情報を元に迅速な対応をしてほしい」としている。
(2003/1/20)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
|