【サービス/セキュリティ】
日立、企業向けセキュリティアウトソーシング「Secureplaza/SHS」展開■URL 株式会社日立製作所 情報・通信グループ(以下日立)は、企業向けの情報システムセキュリティ管理サービス「Secureplaza/SHS」(セキュアプラザ セキュリティ・ヘルスケア・サービス)を2月6日から開始する。 情報システムのセキュリティ対策はいまや企業にとって不可欠なものだが、常に新たな知識や技術を必要とするため、社内運用では対応不足になる恐れが高くなっているという。日立ではこうした状況から、セキュリティ対策支援の需要が増していると見て、今回の新サービスを開始する運びとなった。 「Secureplaza/SHS」では、情報システムのセキュリティに対してもホームドクター的な考え方が有効として、ユーザー企業の情報システム活用状況やセキュリティ対策への希望に合わせてカスタマイズした「セキュリティ管理カルテ」を作成。これをベースとして、セキュリティポリシー策定からシステム運用までをアウトソーシングで一括提供するサービスとなる。定期的なコンサルティングを繰り返しながら、企業の企画・運営に合わせたシステム運用を実現するほか、日立が開発したセキュリティ管理ツール「SecureCycle tool」によりカルテと脆弱性情報を一元管理して、セキュリティ運用内容への漏れや抜けを防ぐことが可能という。またリアルタイム監視や定期診断、脆弱性情報配信など、情報システムの利用目的や状況に適した対策を組み合わせて運用する点も特徴で、「DARMA」技術(日立が開発したOS共存技術で、1台のPC上で複数のOSの同時実行が可能)によって、信頼性の高い遠隔監視・運用が可能という。 こうした機能により、イントラネット内の重要度が低いシステムには定期的な診断だけを行なうが、公開サーバーにはリアルタイムのセキュリティ監視を、さらにビジネスに直結した重要なサーバーには物理的なリスク対応を行なう……というように、システムの用途に合わせたセキュリティ管理が効率的に実現できるとしている。 「Secureplaza/SHS」の料金は初期導入費用が100万円から、月額利用料金は20万円から。日立では2005年までに同事業で累計500システムのサービス提供を目標としている。 (2003/1/21) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
|