【ソフトウェア】
Webブラウザー「Safari」β版ダウンロード件数が累計100万件を超える
■URL
http://www.apple.com/pr/library/2003/jan/20safari.html
米Appleは20日、同社が1月7日に発表したWebブラウザー「Safari」パブリックβ版が累計100万件以上ダウンロードされたと発表した。
AppleのCEO、Steve Jobs氏が「Safariはホームランだ。2週間足らずで100万件以上がダウンロードされたからだ。MacintoshユーザーはSafariβリリースがMacintosh上の最速ブラウザーで、たぶん世界で最良のブラウザーであることを発見したのだ」とコメントを発表した。
Appleの公称数値によるとSafariのレンダリングエンジンはMicrosoftのMacintosh用Internet Explorerよりも3倍以上ページ読み込みが速く、Javascriptの実行速度は2倍以上速いと主張している。Safariの正式バージョンは今年後半に発表される予定だ。
Safariの発表以来、さまざまな“Weblog”(個人ニュースサイト)でこの製品の評価が行なわれており、おおむね好評のようだ。発表当初はCSSなどの標準規格の実装に一部問題があることが指摘されていたが、AppleのSafari開発チームはユーザーからのフィードバックを受けて開発のスピードを早めており、Safariのレンダリングエンジンとして採用したKHTMLコミュニティーにも多くの情報をフィードバックしていることが好感を持って迎えられている。また一方で、Safariのレンダリングエンジンとして採用されなかったMozillaコミュニティーからは落胆の声が散見されている。
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(2003/1/21)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com) ]
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