トレンドマイクロのウイルスバスター、最新エンジンに不具合を確認

■URL
http://www.trendmicro.co.jp/support/

　トレンドマイクロは、ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」「ウイルスバスターコーポレートエディション」に搭載するウイルス検索エンジンの最新版について、2つの不具合を確認した。

　対象は1月8日から公開している最新の検索エンジン「VSAPI 6.510」で、特定のファイルのウイルス検索を行なった際にパフォーマンスが低下することと、起動時にパターンファイルの読み込みに失敗する可能性があることの2点。

　特定ファイル検索時のパフォーマンス低下については、「VSAPI 6.510」から新たに対応したMicrosoft Access 2002（Office XP）/Microsoft Access 2000で使用するファイル形式の検索時に発生するという。対処方法として、該当するファイル形式のMDB、MDEを検索除外とすることを挙げている。

　また、起動時のパターンファイルの読み込み失敗については、OSにWindows Me/98/95を用い、その中の一部特定環境でのみ発生する問題だとしている。現在、対処方法については公開されておらず、この問題が発生した場合はトレンドマイクロのサポート窓口に連絡するように案内している。

　なお、これらの問題を解決した新しいウイルス検索エンジンは1月27日に公開を予定しており、現在準備を進めているところだという。

(2003/1/22)

[Reported by 正田 拓也]