【調査結果】
Fortune1000企業の54.1%がMicrosoftIISを運用~Netcraftの調査結果と大きな差
■URL
http://www.port80software.com/about/pr_012103.asp
http://www.port80software.com/servermask/top1000webservers
Port80
Softwareの最新調査結果によると、“Fortune1000”企業のうち54.1%が、MicrosoftのWebサーバー「Microsoft IIS」を運用していることが明らかになった。この報告は、「Apache」が60%以上のシェアを占めているというこれまでの見解と大幅に異なっており、Microsoft
IISを支持する強力なデータとなりそうだ。
Port80は、Microsoft IIS用のモジュールを開発しているデベロッパー。今回の調査は、同社が開発した技術に基づいて、Fortune1000企業が実際に運用しているサーバーの種類を調査した。シェアは以下の通りとなる。
Microsoft IIS: 54.1%
Netscape Enterprise: 21.0%
Apache: 17.6%
その他: 7.3%
これに対して、「Apacheが最大シェアを占める」とするNetcraftの1月の調査結果では、Apacheが66.42%、Microsoftが24.79%となっていた。Netcraftのこの数字は、Microsoft
IISのセキュリティとスケーラビリティに問題があることの論拠として用いられてきていた。
今回の調査結果は、Webサーバー全体では、Apacheが広く用いられているものの、企業においてはMicrosoft IISが広く使われており、必ずしも「セキュリティとスケーラビリティに問題があるために採用できない」と考えられているわけではないことを表しているとも言える。
Port80の営業マーケティング担当部長Chris Neppes氏は、「数多くの小さなサイトを運用するためにApacheを利用しているホスティングベンダーが、NetcraftのApacheの数字を押し上げている」とコメントしている。Port80では、現在Fortune1000企業がどのようなWebサーバーを利用しているかを実際に確認できるページを用意している。
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[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
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