【ソフトウェア】
レンダリングエンジンを1から作り直した「Opera 7」正式版がリリース■URL
ノルウェーのOpera Softwareは28日、同社が開発するWebブラウザーの最新版「Opera 7 for Windows」の正式版をリリースした。同社サイトのトップページからダウンロードできる。広告が右上に表示される無料版と、広告が表示されない有料版(39ドル)が用意されている。 「Opera 7」は、約1年半の時間をかけて1から開発しなおされたレンダリングエンジンを搭載する軽量型Webブラウザーだ。Webサイト読み込みの高速性とWeb標準への対応を目指している。また、メールクライアント「M2」や、モバイル機器上でPC向けコンテンツを表示する「Small Screen Rendering(SSR)」などの新機能も特徴だ。 「Opera 6シリーズ」では、Internet Explorer向けに最適化されたページを表示できない問題が発生していたが、「Opera 7」はレンダリングエンジンを変更することにより、この問題を大幅に改善した。また、W3CのDOM(Document Object Model)レベル2や、Dynamic HTML、HTML 4.01など多くのWeb標準規格を正しい形態で実装したという。 新たに実装されたメッセージング機能「M2」は、Operaブラウザー内で利用できるメール/Newsクライアント機能。Hotlist内で利用できるメールパネルでは、最近コンタクトを取った相手毎にビューアイコンが用意され、グラフィカルに選択できるなど、斬新な機能が搭載されている。 そのほか、インターフェイスの色を変更できるスキン機能や、MDI(Multi Document Interface)モードやSDI(Single Document Interface)モードを統合したウィンドウ管理機能なども新機能として挙げられる。 Operaの日本語化を手掛けているトランスウエアでは、「Opera 7 for Windows Beta 1と大きな違いはパスワードマネージャー機能とHotlistだ。日本語化作業は進められているが、詳細な日程は未定となっている」としている。 (2003/1/28) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
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