【迷惑メール/ソフトウェア】
画像リンクにメッセージを埋め込む新種の迷惑メールに注意
~ActiveStateが迷惑メール対策ソフトに新機能を追加
■URL
http://www.activestate.com/Products/PureMessage/spampack.plex
http://www.activestate.com/Corporate/Communications/Releases/Press1043774957.html
ActiveStateは28日、迷惑メール対策ソフト「PureMessage」が、画像にメッセージを埋め込むタイプの迷惑メール「イメージスパム」対応したと発表した。
イメージスパムは最近増え続けており、ActiveStateが迷惑メールを収集するために用意したメールアカウントの統計的な調査によると、“Fortune500”企業が受け取る迷惑メールの25%がイメージスパムだという。
イメージスパムは、メール本文にテキストの代わりに画像を表示するリンクを仕込んでおき、メールが受信されると画像がダウンロードされるようになっている。メッセージは画像の中に書かれているため、テキストを分析するタイプのフィルタリングソフトでは迷惑メールと識別できない。さらに大きな問題として、画像リンクの中に識別記号が埋め込まれているために、メールの受信時刻などが迷惑メールコミュニティーに通知されてしまう。収拾された“生きている”メールアドレスは、迷惑メールコミュニティーの中で売買され、そのアドレスにさらに多くの迷惑メールが届くことにもなりかねない。
PureMessageでは、テキストのフィルタリングだけでなく、発信元のIPアドレスの分析やヒューリスティック分析などの手法を用いることでイメージスパムもに対処した。このソフトを用いた場合、95%以上のスパムメールが識別可能になるとしている。
(2003/1/29)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
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