【業界動向】
エッヂの10~12月期連結決算
ウェブ事業が低調で94%の減益
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http://edge.jp/ir/index.html
オン・ザ・エッヂは1月30日、2002年10~12月期の連結決算を発表した。売上高は対前年同期比66.8%増の15億3,100万円となったが、営業利益は69.8%減の3,400万円、経常利益は94.0%減の1,100万円に止まった。ネットワーク&ソリューション事業とソフトウェア事業が好調だったが、ウェブ事業の低調が響いた。
ネットワーク&ソリューション事業では、2002年夏に買収した「bitcat」の高速インターネット接続サービスの売上が7,400万円、11月に営業譲渡された無料ISP「livedoor」の売上が9,200万円計上され、機器販売の売上も順調で対前年同期比131.5%増の7億6,600万円に達した。全体の売上高の50%を占めており、営業利益も1億5,200万円となった。
このほか、ECサイト「アスキーストア」やオンラインDVDレンタル「ぽすれん」などのコマース事業が堅調に推移したほか、子会社化したプロジーグループや「Eudora」などのソフトウェア事業も好調で業績に貢献したという。
一方で、サイト構築・運用を行なうウェブ事業は単価の下落や広告コンテンツの縮小により、売上高は1億9,400万円と31.3%の減。営業利益も4,700万円の損失に転落した。
オン・ザ・エッヂでは、ウェブ事業の再編に取り組むとともに、ネットワーク&ソリューション事業の営業力を強化、またソフトウェア事業ではDVD関連ユーティリティソフトやネットワークゲームを積極的に投入することで収益拡大を図るとしている。
(2003/2/3)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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