日本語ドメイン名「総務省.jp」によるWebアクセスが可能に

■URL
http://www.soumu.go.jp/s-news/2003/030203_2.html
http://jprs.jp/info/notice/reserved-domains.html

プラグインソフト「i-Nav」をインストールしたIEや、Operaなど国際化ドメインに対応した環境から利用できる。ただし、総務省の場合は従来の「soumu.go.jp」にリダイレクトされるだけであり、日本語ドメイン名でWebサイトが運用されているわけではないようだ。写真のようにURLバーに「総務省.jp」の文字が表示されるところは見られない 写真）

　総務省は2月3日、日本語ドメイン名「総務省.jp」を登録したと発表した。すでに2月1日より、同ドメインによるWebアクセスが可能になっている。

　総務省総合通信基盤局データ通信課によれば、国の行政機関として日本語ドメイン名によるWebサイトは、おそらくこれが初めて。日本レジストリサービス（JPRS）が1月31日、「内閣府.jp」「宮内庁.jp」「警察庁.jp」など国の行政機関を表わす39種類の日本語ドメイン名について登録受付を開始したのを受け、インターネットのアクセスを容易にする観点から導入したという。今のところ、他の省庁や自治体などへ利用を促すまでは考えていないというが、「総務省が率先して利用することで、日本語ドメイン名の周知を図ることができれば」としている。

　なお、JPRSが今回、登録受付を開始したドメイン名は、「行政・司法・立法に関連する名称」の「予約ドメイン名」として指定されていたものの一部。これには、国の行政機関のほか、市町村名、国立病院名、自衛隊の組織名、富良野地区学校給食組合などの団体名が約7,200ドメイン指定されており、第三者が登録できないようになっていた。JPRSでは、同リストに含まれている国の行政機関以外の予約ドメイン名についても、登録組織が明確であるものから順次、登録開始を検討していくとしている。

◎関連URL
■汎用JPドメイン名における予約ドメイン名
http://jprs.jp/doc/rule/wideusejp-reserved.html

(2003/2/3)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]