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【レポート】

〜渋谷と4Gbpsの回線で結び、MPEG2-TS形式で映像を送信

NHK、過去50年間の映像約59万本を保存した「アーカイブス」を開設

■URL
http://www.nhk.or.jp/nhk-archives/

「NHKアーカイブス」のある“SKIP シティ”。休日ということもあり、家族連れで賑わっていた

 日本放送協会(NHK)は1日、同社放送開始50周年を記念して、過去の番組映像を保管・活用する「NHKアーカイブス(以下、アーカイブス)」を埼玉県川口市に開設した。

 アーカイブスには、同社が過去に放送した50年間分の番組が、古いものはフィルム形式、最新のものはデジタルテープ形式で保存されている。保存されている量は、VTR換算で約59万本。内訳は、22万9,000本の番組や88万項目のニュース映像となっている。

 製作現場で番組制作中に映像が必要になったとき、製作者は自分のPC上から必要な映像を検索し、必要部分を指定する。するとその情報が川口に送信され、川口の職員が保管庫から該当テープを取り出す仕組み。ただし、約59万本の中から1本を探し出さなくてはならないために、「ハンディターミナル」を利用する。ハンディターミナルは、無線LANでデータベースサーバーと繋がっており、保管場所を地図形式で表示するため職員は短時間で該当テープを探し出すことができるという。その後、該当テープを再生機で再生すると、自動的にMPEG2-TS形式(60Mbpsでハイビジョン映像と同等)でエンコードされ送信される。

 現在、アーカイブスと渋谷の放送局は4Gbpsの回線で直結されており、ハイビジョン映像(60Mbps)4系統と通常映像(50Mbps)4系統の8系統を同時に送信することが可能だ。現在のところ、番組はテープやフィルム形式で保存されているが、保存形式の規格が決まれば、サーバー上のデータとして保存することも考えているという。

 保存されている約59万本は社内の番組制作用途のほか、2,000本が一般公開されており、アーカイブスの「番組公開ライブラリー」で閲覧することが可能だ。2,000本は、MPEG-4形式のサムネイルで最大30倍速のサーチ可能なほか、ジャンル別やキーワード検索で希望する番組を探すことができる。希望番組を見つけたあとは、ハイビジョン相当の映像で本編を閲覧することが可能だ。アーカイブスでは、1人用〜3人用の席が80ブース用意されており、最大120人まで閲覧できる。同社では、このような「番組公開ライブラリー」を今秋までに全国7カ所で開設する予定だとしている。

 ただし、この番組をインターネットで公開するためにはいくつかの障害を乗り越えなければならない。現在、アーカイブスのWebサイト上では、番組公開ライブラリーで公開されている2,000本の番組検索を行なうことが可能で、今後番組概要静止画までは公開する予定となっている。しかし、番組そのものを公開するためには、著作権者への配信許諾作業が残されている。番組制作の際には、「放送用」の配信許可を取っているが、そのコンテンツをインターネットで二次配信するためには、さらに許可を取らなければならない。有料配信となると、利益分配ルールの策定も必要となる。従って、アーカイブスのコンテンツをインターネット配信するためには「技術的、機器的問題はクリアしているが、権利問題と回線がネックとなっておりできない状況だ」(アーカイブス部長小森隆夫氏)とのこと。

 小森氏はアーカイブスについて、「このアーカイブスは、放送局として初の試みを盛り込んだ施設だ。技術的には次世代を見据えて構築されている。『番組公開ライブラリー』は“バリアフリー”を念頭において構築しており、6歳や60歳でも一人で操作できるようになっている。番組を自宅PCで見たいというニーズがあるのも確かだが、権利問題等をクリアにする必要がある」と語った。

製作現場向けの画像申請画面。右上にMPEG-4のサムネイルが表示されている 製作現場向けの画像申請時の権利管理画面。「プロジェクトX」出演者などの連絡先が表示される。これにより権利関連の管理が容易になる
保管庫から該当テープを取り出すところ。「ハンディターミナル」導入で、ロボットの全自動にするよりも一桁コストが安く構築できたという。 「ハンディターミナル」。画面に棚の場所や、何段目に置かれているかが地図イメージとして表示される
「番組公開ライブラリー」ブースの様子。右のPCで検索等を行ない、左のプラズマディスプレーで番組を閲覧する NHKマルチメディア局アーカイブス部長
小森 隆夫氏

(2003/2/3)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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