【サービス】
世界最大規模のオンラインデータベース「Factiva.com」、日本で本格展開
「Factiva.com」はFactivaが2001年6月に開始した法人向けサービスで、「Dow Jones」、「Reuters」、「Wall Street Journal」をはじめとした世界118カ国・8,000媒体からのニュースや情報を収集、提供している。1日に10万件以上のドキュメントが追加され、情報量では世界最大級の規模という。現在世界で150万ユーザーを持ち、またFortune Global 500企業の80%以上が「Factiva.com」を導入している実績を持つ。同サービスは今まで英・独・西・伊の4カ国語で提供していたが、日本語版インターフェイスを新たに追加したことを機に、日本での本格展開を開始する形だ。 「Factiva.com」はXMLベースで構築され、すべてのドキュメントに「Factiva Intelligent Indexing」と呼ばれる独自コードを付加している。コードには会社名や業界、地域、カテゴリー、言語などの情報が記録され、これによって記事の検索やスクリーニングが容易に行なえるほか、他のXML製品にモジュールとして組み込む形での提供も可能だ。サービスは少人数での利用に向けたWebベースのサービスの「ファクティバ・ドットコム」をはじめ、イントラネットに向けたニュース配信を行なう「ファクティバ・パブリッシャー」、検索や株価といった機能別モジュールを提供する「ファクティバ・モジュール」などがある。また企業のCRMシステムと連動させたり、大規模に導入するケースを想定し、企業のサーバーにXMLコンテンツを配信する「ファクティバ・セレクト」や、企業のシステムと統合する「ファクティバ・ディベロッパーズ・キット」なども提供する。 「Factiva.com」の価格は1記事表示につき2.95ドルが基本となっているが、導入規模や利用サービスによって別途相談して決定する形という。なお日本では、これまでダウジョーンズは「Dow Jones Interactive」、ロイターは「Reuters Business Briefing」と、それぞれ単独でオンラインデータベースサービスを提供していたが、いずれも今年6月をめどに休止し、今後は「Factiva.com」に集約する方向だ。
(2003/2/4) [Reported by aoki-m@impress.co.jp] |
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