Slammerによる経済損失は約80億ドル
～英mi2gの調査で判明

■URL
http://www.mi2g.com/cgi/mi2g/press/310103.php

　英国のセキュリティコンサルティング会社でmi2gは、Slammerウイルスの影響による経済的な損害が、約80億ドルに達するという調査報告を発表した。

　同社の銀行・保険調査部署によれば、Slammerの破壊的な活動は1月25日に南西アジアで発生してから驚異的な勢いで世界に広まり、韓国をはじめ多くの国で最大9時間に及ぶ通信障害を引き起こした。また緊急電話システムの障害や、航空券発券システムのダウン、金融機関ATMの遅延やダウン、クレジットカード決済システムにおける障害などが、世界的規模で見られたという。mi2gではこうした点から、同ウイルスによる損害は世界的規模で、総額約80億ドル（日本円で約9,600億円）に上ると予測している。

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(2003/2/4)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]