STNet、四国内3分7円で通話できるIP電話サービス。KDDI、TTNetとも接続

■URL
http://www.stnet.co.jp/news/press/150210.htm

サービスイメージ

　四国でインターネット接続サービスを提供するSTNetは、2003年春からIP電話サービス「フォーユーコール」を開始する。サービスの対象は四国のCATV局および四国電力グループのプロバイダー「ネットウェーブ四国」のユーザーで、会員間は無料、一般加入電話への通話料金は3分7円を予定しているという。

　フォーユーコールはIP電話専用のアダプタを利用し、一般電話機から通話できるIP電話サービス。会員間は無料で通話できるほか、四国内への通話料金は一律3分7円を予定する。通話料金は距離別に設定され、四国以外の160kmまでの通話は15円、160km以上は30円となる見込み。STNetでは将来的に全国一律の料金設定も検討しているという。また、携帯電話・PHSへの通話も対応し、一般加入電話から通話する場合と同額の料金で通話できる。国際電話や110、119といった特別番号はサービスの対象外で、ユーザーが加入する電話回線へ迂回される。

　フォーユーコールのVoIPネットワークはSTNetが独自に構築、提携CATV局とネットウェーブ四国向けにサービスを提供する。また、KDDIおよび東京通信ネットワーク（TTNet）が提供するIP電話サービスとも相互接続を行なう予定だという。ただし、相互接続の通話料金は無料となるかどうかも含め現在のところ決定されていない。また、今回のサービスの対象はSTNetのインターネット接続サービスを利用するCATV局およびプロバイダーであり、STNetが回線をホールセールするADSLサービスについては提携プロバイダー自身がインターネット接続サービスを提供しているため、フォーユーコールは提供されない。

(2003/2/12)

[Reported by 甲斐 祐樹]