【サービス】
携帯電話によるホットスポット利用料金決済システム、ルクセンブルグ企業が開発
■URL
http://www.excilan.com/news/index.cfm?check=14&type=2
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Excilanのプレスリリース
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ルクセンブルクのExcilanは12日、携帯電話を使ってホットスポットの認証や利用料金の決済を行なえるシステムを発表した。多くのワイアレスISPや電話会社がホットスポットビジネスに参入しているが、プリペイドカードの販売や認証方法などの複雑なビジネスモデルが成功するのかどうか注目が集まっている時期だけに、Excilanのこの新システムは印象的だ。
Excilanのシステムを利用したホットスポットにログインして、フォームに自分の携帯電話番号を入力すると、携帯電話事業者から自分宛に電話がかかってきて、自分が利用しようとしているそのホットスポットの利用料金などの必要事項を通知してくる。そこで携帯電話の「1」のボタンを押すと認証と決済が完了され、その場でホットスポットを利用できるようになる。
携帯電話事業者とホットスポットを運営しているワイアレスISPなど、事業者間の認証と決済はExcilanが取り持つため、事業者はExcilanとの間で契約を結ぶだけで、認証と決済手続きを行なえることになる。ホットスポットオペレーターはホットスポットの設置だけに力を注げばよく、電話会社も低コストでインターネット接続という新たなサービスを提供することができる。また利用者は、携帯電話一つで認証と料金の引き落としが可能なため、ホットスポットが大幅に利用しやすくなる。
12日の発表時点でExcilanは、アイスランドの携帯電話事業者Siminnと欧州の名前を上げられていないGSMオペレーター3社、また7カ国で116のホットスポットを提供するワイアレスISP6社との提携を発表した。
(2003/2/13)
[Reported by 青木大我(taiga@scientist.com)]
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