【調査結果】
~有料の際の月あたり許容金額は、無料~1,000円程度ホットスポットのポジティブな利用意向は81%~マクネット調査■URL 株式会社マクネットは13日、「公衆高速無線アクセスの将来展望」と題した調査結果を発表した。調査はWebサイトによるアンケート形式で2002年9月~10月に行なわれ、有効回答数は2,577件。 ○利用に前向きなユーザーが8割を超える 回答者の属性は、男性が80%を占め、年齢層は20~30代が66%で一番多い。自宅でのインターネット利用回線は、ADSLと常時接続型ISDNが共に25%程度と利用率が高くなっており、比較的インターネット利用頻度の高いユーザーだと推測できる。 調査結果によると、ホットスポットの利用意向は「利用したい」が37.0%、「やや利用したい」43.5%と利用に前向きな意見が81%と多い。認知度は、65.5%なものの、実際に利用したことがないユーザーが96.7%となっており、「知ってはいるものの、実際には利用したことがない」ユーザーが多いという結果になった。 また利用時の金額面では、「無料なら利用する」が54.7%、「サービスや料金次第では利用する」が30.5%だった。また、「料金次第では利用する」と回答したユーザーの許容金額は1,000円未満が91.4%となっており、“月あたりの許容金額”は無料もしくは1,000円未満だということがわかる。 ○ホットスポットでもメール利用目的がほとんど ホットスポットの利用希望場所では、駅62.9%、喫茶店・ファーストフード53.8%、図書館51.7%と多く、ホテルのロビーやファミリーレストランなどが続く、この事から比較的滞在時間の長い場所で希望が高くなっている。 利用したいコンテンツでは、「メールチェック」95.8%と「ニュース・天気予報等」92.6%が90%を超えており、位置検索や音楽配信も80%以上となっている。また、利用したい理由でも、メールが90.9%で大部分を占めており、ホットスポットでもメール利用のニーズが高いことがわかる。一方、利用したくない理由では、「機器運搬が大変」74.5%、「セキュリティが不安」68.1%が上位にきた。 マクネットでは、調査に基づいてホットスポット市場の規模予測をしており、2007年度にはホットスポット数で1万2,170カ所、利用者数は1,000万人に達すると予測している。マクネットは今回の調査結果について、「ホットスポットの普及には、“低価格化”と“導入の容易さ”が重要だということがわかった。導入の容易さについては、機器に依存している点が大きいので、簡単にホットスポット接続が可能なモデルの出荷が鍵を握るだろう」とコメントしている。
(2003/2/13) [Reported by otsu-j@impress.co.jp] |
|