【業界動向】
ネットワーク資源仲介ビジネスコンソーシアムの実証実験を開始
帯域やダークファイバーなどの取引市場創設へ
■URL
http://www.nrtc.gr.jp/
ネットワーク資源仲介ビジネスコンソーシアムは18日、帯域や波長、ダークファイバーなどの“ネットワーク資源”を取り引きする仲介市場の実証実験を開始すると発表した。
同コンソーシアムは、電気通信事業法などの規制緩和後を見据えた「ネットワーク資源の新しい、オープンな流通機構の構築」を目指し、2002年9月に発足。資源を持つ企業とその活用を希望する企業とを結びつける取引市場を運用するうえで必要となるビジネスモデルやルールの検討を進めてきた。
今回の実証実験では、東京や大阪のネットワーク資源を売買するための物理的な交換ネットワーク「RX:network Resource eXchange」を設置。売り手が資源を上場してから買い手がこれを購入して、短時間で容易に自社のネットワークを構築できるか検証する。こういった市場が確立すれば、データセンターや地域IP網など、ネットワークが持つ固有の価値も売買事業者間で共有できるようになるという。
実験は5月末まで行なわれる予定。コンソーシアムには、NTTデータ、ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC、NECなど企業13社のほか、経済産業省、東京都、大阪府などが参加している。
(2003/2/18)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
|