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【新技術】

IIJがネットワークサービスの一元管理システム発表

ルーターの設定や追加機能をオンデマンド配信

■URL
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2003/0219.html

導入時にユーザー側で必要となる作業は、WAN側/LAN側のケーブルと電源をつなぐだけ。ネットワーク担当者でなくとも対応できるとアピールする

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は19日、ネットワークサービスのオペレーティングシステム「IIJ SMF(SEIL Management Framework)」を発表した。ルーターの設定や機能の追加・削除を含め、企業の分散拠点などに設置される複数のルーターの監視・管理を一元的に行なうことが可能で、ユーザーにとっては「パチンとつなげば、すぐに使える」ネットワークサービスが提供されることになる。

 独自プロトコル「SUP(SEIL Update Protcol)」により、同社が開発・販売するルーター製品「SEIL」を中央の「SUPサーバー」から管理する。SMF用に出荷されるSEILは、ネットワークに接続するだけで自発的にSUPサーバーに接続。シリアルナンバーをもとに、該当ユーザー用の設定をSUPサーバーから自動的に読み込む仕組みだ。接続後もSUPサーバーに登録された設定が変更されれば、これを自動的に反映する。

 さらにSMFには、ルーターの個々の機能やサービスをコンポーネントとしてSUPサーバー側に用意しておき、必要に応じてこれをルーターに配信するサービスオンデマンドも盛り込まれている。これも同様に一元的に管理することができ、新機能が必要になる度にルーターを入れ替える必要がなくなるとしている。

 ただし、現段階でサービスオンデマンドとして用意されているのはファイアウォールやVPN、帯域制御、優先制御、フィルタリングなど。もともとSEILに搭載されているルーターとしての諸機能を設定でオン/オフしているだけである。今後、ファームウェアのアップデートなどで対応できるような新機能やサービスが開発されるものと思われる。

uSUPサーバーの設定画面の一例。管理下にあるルーターの状態が表示されている SEILには、WAN側のインターフェースの違いでISDN用、ATM用、Ethernet用などがラインナップされる

 IIJでは6月から、SMFと自社の回線サービスをパッケージした「IIJ SMFサービス(仮称)」を提供するほか、他のISPやSIにも「IIJ SMFソリューション」としてライセンス提供する考えだ。この場合、シリアルナンバーなどの管理を行なう「iSUPサーバー」はIIJで運用するが、ユーザー企業ごとの設定・管理を行なう「uSUPサーバー」はISPやSI、またはユーザー企業がそれぞれ運用するかたちになる。

 これによりISPやSIは、企業向けのネットワーク接続サービス提供するにあたって構築やユーザーサポートのコストを削減でき、1拠点あたりの月額サポート料金も10分の1程度になるという。具体的な料金は、月額基本料が50~100万円程度、SEIL1台につき月額1,000円程度で、このほかにSUPサーバーの使用料が発生する。なお、SEIL自体は販売またはレンタルで別料金で提供される。

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(2003/2/19)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]

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