【サービス/行政】
岐阜図書館、ネットで申込みコンビニで受け取る 図書貸出サービス
■URL
http://www.library.pref.gifu.jp/cds/
|
図書貸出サービスのサイト
|
岐阜県は2月20日より、「コンビニ図書デリバリーサービス」の実証実験を開始した。県立図書館の書籍をインターネット経由で予約し、コンビニ店舗で受け取る異色のサービスとなる。
これは岐阜県とローソンなど参加コンビニエンスストア企業が協力して展開する取組みで、インターネットから岐阜県図書館の蔵書検索と貸し出し申込みを行ない、実際の蔵書の受け取り、および返却は利用者の希望のコンビニ店舗から行なうサービスとなる。図書館の開館時間に訪れにくい会社員や遠隔地在住者などを中心に、図書館をもっと活用してもらうことが目的で、岐阜県によればこうした試みは全国初という。
サービスは16歳以上で岐阜県図書館を貸出証を持っている人が対象。貸出証は郵送でも申し込める。利用希望者は郵送で電子メールアドレス(携帯電話用アドレスは不可)とパスワードを登録した後、岐阜県図書館サイトの蔵書検索画面から希望の書籍を検索する。借りたい書籍が見つかれば、「予約」ボタンでバスケットに入れ、受け取り希望のコンビニ店舗(岐阜県内のココストア、ローソン、タイムリーで、タイムリーは長野県の木曽山口店も利用可)を指定すると申込みが完了する。申し込んだ書籍は、申込日の翌日以降に図書館からコンビニ店舗に発送され、店舗での受け取りが可能となる。返却も同じ店舗から行なう。書籍の受け取りと返却時に、それぞれ210円(税込み)の手数料を支払う仕組みだ。
貸し出しは1回に付き3冊、3週間まで可能だが、図書館から店舗、店舗から図書館の発送期間もこの期間に含まれるため、実際に書籍を手元におけるのは2週間程度になるという。貸出申込みや発送完了後など、ステップごとに岐阜県図書館から通知メールが届き、注意を促す形となる。なおコンビニで受け取った書籍は返却もコンビニからで、図書ポストや図書館への直接返却は受け付けていない。
岐阜県では夏ごろまで実験展開後を行なった後、本格的なサービスへ移行する方向だ。
(2003/2/20)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
|