日本のIT普及度、世界で20位
～世界経済フォーラムの報告より

■URL
http://www.weforum.org/site/homepublic.nsf/Content/Global+Competitiveness+Programme%5CReports%5CGlobal+Information+Technology+Report+2002-2003+-+Readiness+for+the+Networked+World (リリース)
http://www.oup-usa.org/isbn/0195161696.html

　ダボス会議などを主催する独立法人の世界経済フォーラム（World Economic Forum）は、2002年～2003年度版の世界情報技術報告（Global Information Technology Report）を発表した。各国ごとのIT普及状況をまとめている。

　これは世界82カ国・地域の個人・企業・政府について、情報通信技術の普及度やネットワークインフラの整備状況、実際の活用状況などを調査し、指数としてまとめたもの。昨年に続いて2回めの発表となる。

　報告によれば、今回情報技術で1位となったのはフィンランド（前回3位、以下同）。ついで2位は前回1位のアメリカ合衆国だ。以下3位シンガポール（8位）、4位スウェーデン（4位）、5位がアイスランド（2位）となった。東アジア地域では台湾が9位（15位）、韓国が14位（20位）、香港が18位（13位）、中国が43位（64位）などで、台湾、韓国の躍進が目立つ一方、日本は20位で、前回の21位より1つ上昇したのみだった。

　報告書は政府、個人、企業などのカテゴリーと地域別に分かれた詳細なレポートからなり、サイトから49.95ドルで購入可能だ。

(2003/2/20)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]