【業界動向/サービス】
リクルートが技術者向け求人誌を休刊、
技術者の特性に合わせたサイト展開へ
■URL
http://www.recruit.co.jp/TECH/ (TECH B-ing)
株式会社リクルートは、エンジニア向けの転職情報誌「TECH B-ing」を3月5日発行号をもって休刊、同社が運営する転職情報サイト「リクナビNEXT」へ統合することを明らかにした。
「TECH B-ing」は1990年6月に創刊した転職情報誌。ハイテク関連を中心としたエンジニアに向けて、求人情報やキャリアアップ関連の情報などで構成していた。ただ、エンジニアの6割が首都圏以外に在住している現状に対して、情報誌の流通では限界があること、また彼らが多忙なため書店に立ち寄りにくい、ネットの利用率が高く、書籍をオンライン購入する割合も高いといった点などから、転職情報誌としての「TECH B-ing」は休刊し、インターネットでの展開に注力する形になったという。
今後の展開では、個人に対する転職情報のリーチをより高めることを目的に、忙しいエンジニアの特性に合わせた展開を図る。求人情報は「リクナビNEXT」に統合して効率化する一方、3月26日より同サイト内でエンジニア向けコーナー「TECH総研」を開始する。「TECH総研」ではエンジニアが仕事の軸をどう形成していくかを主体に、キャリアアップや転職支援のコンテンツなどで構成する予定だ。
なおリクルートの転職情報関連事業では、現在でも雑誌など紙媒体が、オンラインを大きく上回っている状況で、「TECH B-ing」以外の雑誌の休刊・オンライン統合などは、特に予定していないという。
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(2003/2/24)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]
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