～感染すると、偽のライセンスに関するメッセージを表示

セキュリティ関連会社、mIRCやKazaaを通じて広がる新種ウイルス「GIBE」を警告

■URL
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_GIBE.B
http://www.sophos.co.jp/virusinfo/analyses/w32gibed.html

　トレンドマイクロ株式会社は、メールやKazaaなどを通じて感染を広げる新種ウイルス「WORM_GIBE.B（以下、GIBE）」を破壊力・感染力“高”として警告した。

　GIBEはトロイの木馬型ウイルスで、独自のSMTPエンジンを用いて自分自身のコピーを添付して送信することにより感染を広げる。そのほかにも、インターネットチャットプログラム「mIRC」やファイル共有ネットワークアプリケーション「Kazaa」を介して自身のコピーを作成することで、感染活動を行なう。

　実際に感染すると、「This product is protected by copyright laws and international copyright treaties,」の一文から始まる、偽のライセンスに関するメッセージを表示する。次に自分自身をPCにコピーし、メール送信活動を開始する。メールは、Windowsのアドレス帳（WABファイル）からメールアドレスを取得し、From欄を「感染ユーザー名」、To欄を「受信者」として配信する。サブジェクト欄などはランダムに選択する。また、mIRCやKazaaのネットワークを通じて自分自身のコピーを送信する。

　またソフォスでは、Kazaaを通じて感染する点は共通するものの、Windowsセキュリティアップデートを装ったダイアログボックスをポップアップ表示するGIBEの亜種「W32/Gibe-D」を警告している。

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(2003/2/26)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]