【イベントレポート】
ネットワーク関連の展示会「IP.net JAPAN2003」
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「I_Teamesse」のシステム図 | NetCodecのBluetooth対応VoIP機器 |
VoIP機器では、韓国企業2社がBluetoothを利用した製品を出展していた。まずNetCodec社では、コードレスフォン型の受話端末とセットになったVoIPアダプター「Blue-I」シリーズ、およびカメラと液晶モニターを内蔵したビデオ電話アダプター「ViewStation」を展示。1台のアクセスポイントで受話端末を7台まで接続できるほか、受話端末2台付きで265ドルからの低価格が特徴という。またMORIAH Technology社でも、Bluetooth利用の無線LANおよびVoIPアクセスポイント「BLUENI」を出展。この製品ではPCやPDAを含む最大7台までの端末(うち通話用は4台まで)を接続可能だ。いずれの製品も参考出品で、韓国では今春から、日本でもパートナー企業と提携し早期の展開を図りたいという。一方、台湾のSENAO社では、IEEE802.11a/b対応したVoIPアダプターを展示していた。最大4機まで接続できる中継機によって通信範囲を拡大すると同時に、子機を最大12機まで増設可能だという。
■NetCodec
http://www.netcodec.com/
■MORIAH Technology
http://www.moriahtech.com/
■SENAO
http://www.senao.com/
MORIAH Technologyの「BLUENI」も250ドルと低価格 | 「BLUENI」のデモではPDAをBluetooth接続してIPフォンとして利用 |
またPDAを利用したIPフォンでは、ネットワンシステムズがPocketPC対応のモバイルIPフォン「Skyphone for PDA」を昨秋から展開している。SIP対応のため、ゲートウェイ設置により一般電話や携帯電話との通話も可能だ。無線LANを導入した工場内などでの利用が主体で、企業向けにPDAを含めてカスタマイズした提供も行なっているという。他にもNECインフロンティアがバーコードリーダー一体型のWindows CE.NET対応端末「Pocket@i」を出展。これまではPHSモデルと無線LANモデルを展開していたが、今春から無線LAN・VoIPモデルを発売し、音声とデータの双方の通信に対応する方向だ。
■ネットワンシステムズ
http://www.netone.co.jp/
■「Pocket@i」
http://www.necinfrontia.co.jp/pot/pocket_i/index.htm
(2003/2/26)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]