【音楽配信】
ツーカー各社、音楽配信サイトにMIDI電子透かし技術「MIDIsign」を導入
■URL
http://www.tu-ka.co.jp/news/release/030227.html
http://www.funstyle.net/
http://www.tu-ka.co.jp/
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PCから見た「funstyle」のサイト。PCからは音楽データをダウンロードすることはできない
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株式会社ツーカーセルラー東京、株式会社ツーカーホン関西、株式会社ツーカーセルラー東海のツーカーグループ3社は27日、同社が運営する音楽配信サイト「funstyle」にて、標準MIDI電子透かし技術「MIDIsign」を3月3日より導入すると発表した。
「funstyle」は、ツーカーの携帯電話向けに64和音の音楽データを配信するサイトで、現在約4,000曲が用意されている。今回「MIDIsign」を導入することによって、音楽データのサイズが増えることや、ユーザーがダウンロードする際の作業が新たに発生することはないという。
「MIDIsign」は、音楽電子事業協会が開発した電子透かし技術で、今まで製作者等を特定することが難しかったMIDIデータに、唯一無二の番号を与え、さらに電子透かし技術を利用して改ざんできないようにデータに埋め込むことにより、MIDIデータの不正利用を防ぐというもの。ツーカーグループでは、3月3日に配信開始される楽曲から導入していき、既に用意されている4,000曲については、今後順次対応していく予定としている。
ツーカーでは、「『funstyle』では、携帯電話向けのダウンロード配信しかしていないため、不正利用は技術的に難しく、今のところはあまり心配はない。しかし、今後インターネット・PC経由で携帯電話に音楽データを配信するサービスなどを開始した際に、この技術が必要になるであろうという、長期的な観点でこの技術を導入した。当社では、今後も音楽データ権利保護をするための整備に力をいれていく」としている。
(2003/2/27)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]
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