【通信事業】
日本テレコム、屋外利用可能な5GHz帯の無線アクセス実験
■URL
http://www.japan-telecom.co.jp/newsrelease/2003/mar/nr030303_fs.html
日本テレコムは3日、5.030~5.091GHzの周波数帯を使用する実験用無線局の予備免許を関東総合通信局から取得したと発表した。屋外利用可能なホットスポットサービスなどを見据えた伝送実験を3月から1年間実施する。
東京都中央区と神奈川県川崎市の2カ所に実験基地局を設置し、都市部と住宅地の2つのエリアで電波の伝搬特性などを検証する。ホットスポットのようなNWA(Nomadic Wireless Access)のほか、固定網のFWA(Fixed Wireless Access)や移動体端末からの利用も視野に入れた実験を行なうとしている。
5.030~5.091GHz帯は、2002年秋に新たに制度化された周波数帯。5.2GHz帯と異なり屋外でも利用可能で、通信事業者向けに免許制で提供されている。スピードネットやケイ・オプティコムなどですでに予備免許を取得して実験に取り組んでいるほか、2月はじめには、岡山市内の基地局についていち早く実用局免許を取得したブロードバンドコムのような事業者も現われている。
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(2003/3/3)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]
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