【業界動向】
米Googleが初特許を取得、ランキング手法の一端が明らかに
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http://patft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO2&Sect2=HITOFF&p=1&u=/netahtml/search-bool.html&r=1&f=G&l=50&co1=AND&d=ptxt&s1=6,526,440&OS=6,526,440&RS=6,526,440
米Googleがサーチエンジンの検索結果をランキングする手法について特許を授与されたことが明らかになった。特許番号6,526,440「Ranking search results by reranking the results based on local inter-connectivity」(ローカルな相互接続性により結果を再ランキングする検索結果ランキング)と題するもので、米国特許商標庁のデータベースによると、Googleに授与された初めての特許になる。
この発明は、特許明細書によると、集積されたWeb文書を検索した結果を最終的に表示する一歩手前の段階で、動的にランキングを修正するための方法となる。まず通常の方法でインデックスを検索し、検索結果を得る。その検索結果の集合の中から、相互に接続されている(リンクされている)ページを探し、リンクされている文書には高い点数をつけ、リンクされていない文書には低い点数をつける。このいわゆる“ローカルな点数”によって、元の検索結果のランキングを定められた数式によって修正し、最終的にGoogleが表示するランキングを決定する。
この特許明細書はGoogleのランキング手法の一端を垣間見させるが、特許が出願された2001年1月30日から、すでに2年以上が経過している。Googleが絶えずランキング手法に修正を加えていることは良く知られており、この技術が現在のGoogleに使用されていることは明白であるとしても、必ずしもすべての手法に当てはまるわけではないことは理解しておく必要があるだろう。
この特許についてGoogleにコメントを求めたが、記事執筆時点までに回答を得ることはできなかった。
(2003/3/3)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]
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