【業界動向】
米Google、コンテンツに合わせた広告を
提携サイトに表示するサービス
■URL
http://www.google.com/press/pressrel/advertising.html
http://www.google.com/services/ct.html
https://adwords.google.com/select/ct.html
米Googleは4日、コンテンツターゲット広告サービスを新たに開始したと発表した。このサービスについては数日前からGoogleのページに記載があったが、今日正式に発表されたものだ。
このサービスは、広告主から依頼された広告をGoogleの検索結果ページに表示するだけでなく、Googleと提携しているパートナーサイトにも表示することで最終的なリーチを広げようとするものだ。サービス開始時点でGoogleと提携しているサイトは、Knight Ridder Digital社の運営している「San Jose Mercury News」「Detroit Free Press」「Miami Herald」「Philadelphia Inquirer」や、「HowStuffWorks」などである。
Googleはまずこれらのサイトのコンテンツの意味を自動的に判断し、広告主から依頼された広告の内容と合致した場合に広告を表示する。パートナーサイトには、これまで広告を出せなかったいわゆる“余剰在庫”ページをも収益源にできるというメリットがあり、広告主の側にもコンテンツの内容と合致した広告が必ず表示されるために広告効果が高いというメリットがある。このコンテンツターゲット広告はGoogleのニュースグループサイトのGoogle Groupsにも表示される。
インターネット広告、特にサーチエンジンを含む広告業界では米Overtureが急成長してAltavista、AlltheWeb.comを買収するなど激しい競争が展開されている。
(2003/3/5)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com) ]
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